東京への新幹線で角田光代さんの「平凡」を読みました。
人生の「もしも・・」が詰まった短編集です。
もしもあの時、あっちの道を選んでいたら。
あの人と上手くいっていたら。
今の現実を受け入れられなくて、それを誰かのせいにしていたら。
私も若い頃は、「もしも・・」を考えたんだろうな、と思います。
もうあまりよく覚えていないけれど。
この年齢になると、「もしも・・」は沢山あっても
そのどれを選んでも、たどり着く先はあまり変わりがないのではないか、
と考えてしまいます。
その時の選択があまり意味のないものだったとしても
時間が答えを出してくれることもあるのではないか、と。
逆に言えば、最高の選択をしたとその時は大満足でも
いつまでもその満足が持続するか、というとその保障は誰もしてくれない、と。
結局は、「今」を生きていくしかない。
そう振り返ると、私は「今」を生きるのが下手です。
「過去」に生きているのでもない。
常に「先」が心配で不安でならなかった。
「未来」という長いスパンの不安ではなく、もっと間近な「先」が不安でした。
明日の学校、次のテスト。
しっかりしている、と言われたけれど、
今思えば、それは不安の裏返しにすぎなかったのですね。
だって誰も「大丈夫」と言ってくれなかったから。
いつもぐらついている自分の足元が、不安でたまらなかった。
先の心配ばかりして、先に続くはずの「今」を感じる余裕がありませんでした。
子供に対しても同じでした。
子供の「未来」ではなく、目先の明日が心配。
もっともっと、長い目を持って見ていてあげられる気持ちがあったら、
と思います。
「今」を大切に感じて、生きていくって結局、
人生を無闇に怖がらず、自分を大切に生きていくってことだと思ってます。
私も最近やっと、「今」を大切にしたいと考えるようになってきました。
「今」が未来につながるのですものね。
さて、昨年来続けざまに制作していたキルトが手から離れて・・・
目下、手持無沙汰。
(勿論、受けた講義の宿題とかありますが、まだまだ制作過程には遠いので・・)
まだ見ぬベイビーのためにおくるみを作ろうか、とか思うのですが
性別がわからないと色もなかなか決められず。
せっかくの秋の夜長、手持無沙汰なのであります。
こういう時こそ、「今」を大事に
録画した映画を、おいしいお茶を片手にゆっくり楽しむ・・・
なんてことが、本当に苦手なんですよね。
困ったもんです。
人生の「もしも・・」が詰まった短編集です。
もしもあの時、あっちの道を選んでいたら。
あの人と上手くいっていたら。
今の現実を受け入れられなくて、それを誰かのせいにしていたら。
私も若い頃は、「もしも・・」を考えたんだろうな、と思います。
もうあまりよく覚えていないけれど。
この年齢になると、「もしも・・」は沢山あっても
そのどれを選んでも、たどり着く先はあまり変わりがないのではないか、
と考えてしまいます。
その時の選択があまり意味のないものだったとしても
時間が答えを出してくれることもあるのではないか、と。
逆に言えば、最高の選択をしたとその時は大満足でも
いつまでもその満足が持続するか、というとその保障は誰もしてくれない、と。
結局は、「今」を生きていくしかない。
そう振り返ると、私は「今」を生きるのが下手です。
「過去」に生きているのでもない。
常に「先」が心配で不安でならなかった。
「未来」という長いスパンの不安ではなく、もっと間近な「先」が不安でした。
明日の学校、次のテスト。
しっかりしている、と言われたけれど、
今思えば、それは不安の裏返しにすぎなかったのですね。
だって誰も「大丈夫」と言ってくれなかったから。
いつもぐらついている自分の足元が、不安でたまらなかった。
先の心配ばかりして、先に続くはずの「今」を感じる余裕がありませんでした。
子供に対しても同じでした。
子供の「未来」ではなく、目先の明日が心配。
もっともっと、長い目を持って見ていてあげられる気持ちがあったら、
と思います。
「今」を大切に感じて、生きていくって結局、
人生を無闇に怖がらず、自分を大切に生きていくってことだと思ってます。
私も最近やっと、「今」を大切にしたいと考えるようになってきました。
「今」が未来につながるのですものね。
さて、昨年来続けざまに制作していたキルトが手から離れて・・・
目下、手持無沙汰。
(勿論、受けた講義の宿題とかありますが、まだまだ制作過程には遠いので・・)
まだ見ぬベイビーのためにおくるみを作ろうか、とか思うのですが
性別がわからないと色もなかなか決められず。
せっかくの秋の夜長、手持無沙汰なのであります。
こういう時こそ、「今」を大事に
録画した映画を、おいしいお茶を片手にゆっくり楽しむ・・・
なんてことが、本当に苦手なんですよね。
困ったもんです。
「笹の舟で海をわたる」ですね。
是非、読んでみます!
角田さんの作品は、とても好きです。
以前は推理物が多かったのですが
最近は、何故かしら女性作家さんの本をよく手に取ります。
またお勧め本があったら教えてくださいね~
最新刊「笹の舟で海をわたる」です
お勧めです。
振り返らず、今を大事に・・・
ときどき忘れて、将来のこと不安になるけれど
私もずいぶん前に『平凡」読みましたよ。
新刊も是非読んでみてください。
また、違った意味で考えさせられる本でした。