ディクスン カー、田口 俊樹 訳「仮面劇場の殺人 (創元推理文庫 M カ 1-33)」
だいぶ前に読み終えたのですが、記録を書くのが遅くなってしまいました。
カー独特の不気味な雰囲気を味わいたいと思って、例によって扉裏の登場人物リストと首っ引きで読みました。時々そこに出ていない人名もあって、どこにあっただろうと、ページを遡って探したりしました。ただ、その努力は余り報われなかった感じもします。
話が込み入りすぎていて、ちょっと頭の整理がつかなくなったように思いますし、伏線のように出てきても回収されたのかよくわからないままだったり。期待した不気味な雰囲気は最初のイリュリア号のあたりで少しあっただけでした。何となく話がピンと来なかったのは、劇場の構造とか、ロメオとジュディの劇とかに馴染みがないということもあったと思います。
ミステリとは関係ないところでは、フィリップとジュディ、バリーとアンのやりとりはちょっと興味深く読みました。
あとリッチベルという地名は、p.16に「駅はママロネックとハリソンの間」と書かれていて、Mamaroneck も Harrison も実在の駅ですが、その間に駅はありません。
だいぶ前に読み終えたのですが、記録を書くのが遅くなってしまいました。
カー独特の不気味な雰囲気を味わいたいと思って、例によって扉裏の登場人物リストと首っ引きで読みました。時々そこに出ていない人名もあって、どこにあっただろうと、ページを遡って探したりしました。ただ、その努力は余り報われなかった感じもします。
話が込み入りすぎていて、ちょっと頭の整理がつかなくなったように思いますし、伏線のように出てきても回収されたのかよくわからないままだったり。期待した不気味な雰囲気は最初のイリュリア号のあたりで少しあっただけでした。何となく話がピンと来なかったのは、劇場の構造とか、ロメオとジュディの劇とかに馴染みがないということもあったと思います。
ミステリとは関係ないところでは、フィリップとジュディ、バリーとアンのやりとりはちょっと興味深く読みました。
あとリッチベルという地名は、p.16に「駅はママロネックとハリソンの間」と書かれていて、Mamaroneck も Harrison も実在の駅ですが、その間に駅はありません。