ジョン ディクスン カー 、高橋 豊 訳「死者のノック(ハヤカワ・ミステリ文庫5-11)」(1982)
これも実家書庫にあった百均積読本の一冊です。
これも実家書庫にあった百均積読本の一冊です。
不気味な雰囲気はあまりありませんが、あちこちかなり振り回されて、結構吸い込まれます。
ウィルキー・コリンズについていろいろ出てくるので、昔々家にあった「月長石」を探し出して読もうかなと思ったりしました。
最も興味深く読んだのは、(p.330、下線クニアキン)
みんながたえず探偵小説の殺人事件について議論し、必然的に、疑惑をそらす最善の方法を語り合っていたからです。
それは多くの大学でつねに行われていることですし、そうした学問的な仕事からのもっとも高尚な方式の息抜きに対して、わたしはべつに異議を唱えるつもりはありませんが、しかし、場違いな人がそれを聞いてしまったのです。
あと、巻末の訳者あとがきの中の p.353
彼が創作したはずのフェル博士とメリヴェール卿さえも、じつはチェスタートンの『ブラウン神父の秘密』の中のある登場人物をモデルにしたものだといわれている。
については、出典を調べましたので😊
江戸川乱歩「カー問答」(1950)(ミステリマガジンNo255,1977年7月号から全文採録) - odd_hatchの読書ノート
それは『師父ブラウンの秘密』の中の一篇で『飛魚の歌』というのだよ。この短篇に登場する一人物が、カーのフェル博士、ディクスンのメリヴェール卿とそっくりなんだ。
ウィルキー・コリンズについていろいろ出てくるので、昔々家にあった「月長石」を探し出して読もうかなと思ったりしました。
最も興味深く読んだのは、(p.330、下線クニアキン)
みんながたえず探偵小説の殺人事件について議論し、必然的に、疑惑をそらす最善の方法を語り合っていたからです。
それは多くの大学でつねに行われていることですし、そうした学問的な仕事からのもっとも高尚な方式の息抜きに対して、わたしはべつに異議を唱えるつもりはありませんが、しかし、場違いな人がそれを聞いてしまったのです。
あと、巻末の訳者あとがきの中の p.353
彼が創作したはずのフェル博士とメリヴェール卿さえも、じつはチェスタートンの『ブラウン神父の秘密』の中のある登場人物をモデルにしたものだといわれている。
については、出典を調べましたので😊
江戸川乱歩「カー問答」(1950)(ミステリマガジンNo255,1977年7月号から全文採録) - odd_hatchの読書ノート
それは『師父ブラウンの秘密』の中の一篇で『飛魚の歌』というのだよ。この短篇に登場する一人物が、カーのフェル博士、ディクスンのメリヴェール卿とそっくりなんだ。
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