ジェシーは人生をやり直そうと就職活動を始めるが、面接で好感触だった仕事は、ふざけたサンドイッチマンでがっかり。ところがそのサンドイッチマンをやっていたのは、友人のバッジャーだった。彼から一緒に組んでメスを作らないか?と誘われ、キャンピングカーでのメス作りを再開させる。
しかしウォルターの高純度メスに比べて自分が作ったものの出来栄えが劣っていたため、納得できずに何度も作り直してしまう。
その頃、ウォルターは大学時代の旧友エリオットのパーティに出席していた。ウォルターとエリオットは研究を共同でしていたが、その時の研究結果で特許をとったエリオットは成功して富豪になっていたのだった。
そんな環境の変化を超えて、エリオットは昔のままに接してくれて、しかも「一緒に働きたい」と誘ってくれた。しかしウォルターは、スカイラーがエリオットにガンのことを話した事に気づいてしまい、誘いを断ってしまう・・・
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ウォルターの家のソファの背もたれにかかっている、モチーフ編みの手編みのカバーがすっごく気になってしまった。
そのカバーがかかってるシーンが出てくる、「クッション回し」の家庭内スピーチというか、あれが実にアメリカっぽい感じ。集団セラピーとかああいうノウハウだけはアメリカは実に豊富だからなぁ。
スカイラーのベッドのところに「ガンと闘う本」とか「赤ちゃんに語りかける本」が何冊も積んであって、それを見てウォルターは心を動かされるが、多分スカイラーはああいう本で「本音を引き出しましょう」みたいなハウツーを一生懸命学んだのだろう。彼女はほんとに何でも一生懸命で全力投球で、真正面からぶち当たってくるからウォルターも向き合わざるを得なくなる。
何しろジェシーのところに直談判しちゃう妻だから・・・
妻の枕のにおいを起き掛けに胸いっぱいに吸い込んで、それで「治療を受ける」と決意するという気持ちになるという演出が、なんともいえずリアル。「最期まで自分らしく生きたい」と治療を拒否していたけれど、一日でも長く妻の枕のにおいをかぐ安心感に、妻の一生懸命さに応えたくなるっていうのがなんだかわかるなぁ。
エリオットのパーティで垣間見られたウォルターの「昔の人柄」がなんだかかわいかった。前に出てきたスカイラーを射止めたエピソードでもそうなのだが、意外と昔はもうちょっと社交的だったような。
今も「やる時はやる」という感じだが、長年の教師生活でとがった部分が削られて、内に内にと篭っていったように見える。
プレゼントのチョイスといい、ウォルターって付き合ってみると結構面白いのかもしれない。
それでこのエピでは・・・台詞上ではっきりとは語られず、後から電話をかけてきたところでそれとなくにおわされていたが、エリオットの奥さんのグレッチェンは・・・3話「人間の成分」の回想シーンで、ウォルターと一緒に人間を構成する成分をカウントしていた、あの女性なのだ。
なるほど、彼女はウォルターに惹かれていながらも、最終的に大学を出る頃にはエリオットの方を選んだのだな。研究も、女性も、すべてエリオットに持っていかれてしまったウォルター。それでエリオットとグレッチェンが嫌なヤツになっていたら、恨んで訴訟を起こして金をふんだくってやろうと思ったりもできるのだろうが・・・
そこで手を差し伸べられたら、それに応えるのはかえって男の意地が許さない、といったところなのだろうか。
ジェシーは、本気を出したら就職活動もやればできる!・・・だったのに。すでにもう人生は取り返し不可能なところまで堕ちているということを確認してしまっただけという。
彼のちゃらんぽらんさの中に隠された生真面目さが発揮されるのが、メスの製作の時だけだなんて。あぁ才能の無駄遣い。
結局ジェシーとウォルターは、なぜかお互いを必要としてしまうんだな。どっちかが女だったら付き合った方がいいんじゃない?っていうくらい運命で引き合う二人・・・でもないか。
なんだろうこの、「余命をどう生きるか」を感動的に描いて見せるかと思えば、そのために打ち込むものがドラッグの製造という不思議なアンバランス。
「何かが間違ってる」なのだが、どこから間違ったのかうまく説明がつかないようなところにシニカルな面白さが隠されている。
しかし「めちゃうまラーメン」って何・・・
これが吹き替えになった時、何て訳されるのか見てみたい。
【 脇俳優チェック 】
◆ウォルターの大学時代の旧友エリオット .... Adam Godley
映画「チャーリーとチョコレート工場」では、当選した子供たちの中で最もチャーリーを怒らせた、チョコレート嫌いの秀才少年マイクの父ティービー氏役を演じている。ティービーは賢い息子に引け目を感じてか終始気弱に振舞っている。
「エリザベス ゴールデン・エイジ」エリザベス1世の腹心フランシス・ウォルシンガム卿の弟ウィリアム役を演じている。
「Xファイル 真実を求めて」では、モルダーとスカリーが再びFBIに協力することになったきっかけとなった、女性捜査官の殺害現場をヴィジョンで見たと指摘したイバラ神父役。
しかしウォルターの高純度メスに比べて自分が作ったものの出来栄えが劣っていたため、納得できずに何度も作り直してしまう。
その頃、ウォルターは大学時代の旧友エリオットのパーティに出席していた。ウォルターとエリオットは研究を共同でしていたが、その時の研究結果で特許をとったエリオットは成功して富豪になっていたのだった。
そんな環境の変化を超えて、エリオットは昔のままに接してくれて、しかも「一緒に働きたい」と誘ってくれた。しかしウォルターは、スカイラーがエリオットにガンのことを話した事に気づいてしまい、誘いを断ってしまう・・・
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ウォルターの家のソファの背もたれにかかっている、モチーフ編みの手編みのカバーがすっごく気になってしまった。
そのカバーがかかってるシーンが出てくる、「クッション回し」の家庭内スピーチというか、あれが実にアメリカっぽい感じ。集団セラピーとかああいうノウハウだけはアメリカは実に豊富だからなぁ。
スカイラーのベッドのところに「ガンと闘う本」とか「赤ちゃんに語りかける本」が何冊も積んであって、それを見てウォルターは心を動かされるが、多分スカイラーはああいう本で「本音を引き出しましょう」みたいなハウツーを一生懸命学んだのだろう。彼女はほんとに何でも一生懸命で全力投球で、真正面からぶち当たってくるからウォルターも向き合わざるを得なくなる。
何しろジェシーのところに直談判しちゃう妻だから・・・
妻の枕のにおいを起き掛けに胸いっぱいに吸い込んで、それで「治療を受ける」と決意するという気持ちになるという演出が、なんともいえずリアル。「最期まで自分らしく生きたい」と治療を拒否していたけれど、一日でも長く妻の枕のにおいをかぐ安心感に、妻の一生懸命さに応えたくなるっていうのがなんだかわかるなぁ。
エリオットのパーティで垣間見られたウォルターの「昔の人柄」がなんだかかわいかった。前に出てきたスカイラーを射止めたエピソードでもそうなのだが、意外と昔はもうちょっと社交的だったような。
今も「やる時はやる」という感じだが、長年の教師生活でとがった部分が削られて、内に内にと篭っていったように見える。
プレゼントのチョイスといい、ウォルターって付き合ってみると結構面白いのかもしれない。
それでこのエピでは・・・台詞上ではっきりとは語られず、後から電話をかけてきたところでそれとなくにおわされていたが、エリオットの奥さんのグレッチェンは・・・3話「人間の成分」の回想シーンで、ウォルターと一緒に人間を構成する成分をカウントしていた、あの女性なのだ。
なるほど、彼女はウォルターに惹かれていながらも、最終的に大学を出る頃にはエリオットの方を選んだのだな。研究も、女性も、すべてエリオットに持っていかれてしまったウォルター。それでエリオットとグレッチェンが嫌なヤツになっていたら、恨んで訴訟を起こして金をふんだくってやろうと思ったりもできるのだろうが・・・
そこで手を差し伸べられたら、それに応えるのはかえって男の意地が許さない、といったところなのだろうか。
ジェシーは、本気を出したら就職活動もやればできる!・・・だったのに。すでにもう人生は取り返し不可能なところまで堕ちているということを確認してしまっただけという。
彼のちゃらんぽらんさの中に隠された生真面目さが発揮されるのが、メスの製作の時だけだなんて。あぁ才能の無駄遣い。
結局ジェシーとウォルターは、なぜかお互いを必要としてしまうんだな。どっちかが女だったら付き合った方がいいんじゃない?っていうくらい運命で引き合う二人・・・でもないか。
なんだろうこの、「余命をどう生きるか」を感動的に描いて見せるかと思えば、そのために打ち込むものがドラッグの製造という不思議なアンバランス。
「何かが間違ってる」なのだが、どこから間違ったのかうまく説明がつかないようなところにシニカルな面白さが隠されている。
しかし「めちゃうまラーメン」って何・・・
これが吹き替えになった時、何て訳されるのか見てみたい。
【 脇俳優チェック 】
◆ウォルターの大学時代の旧友エリオット .... Adam Godley
映画「チャーリーとチョコレート工場」では、当選した子供たちの中で最もチャーリーを怒らせた、チョコレート嫌いの秀才少年マイクの父ティービー氏役を演じている。ティービーは賢い息子に引け目を感じてか終始気弱に振舞っている。
「エリザベス ゴールデン・エイジ」エリザベス1世の腹心フランシス・ウォルシンガム卿の弟ウィリアム役を演じている。
「Xファイル 真実を求めて」では、モルダーとスカリーが再びFBIに協力することになったきっかけとなった、女性捜査官の殺害現場をヴィジョンで見たと指摘したイバラ神父役。
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