くまぷーの海外ドラマblog

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あれこれ見ています。

FBI~失踪者を追え! 第18話「正義のヒロイン」

2005年08月01日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : デリア・リバース 】
通報者:チャンネル6スタッフ
FBI着手:失踪36時間後

巨悪に立ち向かうテレビのチャンネル6「クライムストップ」の女性キャスター、デリア・リバースが失踪した。仕事を終えてテレビ局を出るところが最後の目撃で、翌日のロケに姿を現さなかったことから通報。
失踪直前、最後に友人であるジャックのオフィスの電話に留守番電話を残していた。「事件に関しての裏付けの情報が欲しい」と。

デリアがこのところずっと追い続けていたのは、フレディ・カターンという表向きクラブ経営の麻薬の売人だった。カターンについての情報源はカターンの右腕のディエゴ・モンデシーと見られていた。
一緒に仕事をしていた同僚の目から見ても、デリアが私生活に何か問題を抱えているようには見えず、仕事関係で逃げたとしても逃げるような当ては考えられなかった。仕事の詳しい情報についても一切打ち明けようとはしなかったが「このことが公になれば町を揺るがし、死刑制度撤廃できるかもしれない」と語っていた。
デリアは何か死刑に絡んだ事件を探っていたと見られた。
カターンに探りを入れるが否定され、モンデシーは東京に行っているという。デリアが残した資料をしらみつぶしにあたることになるが、メモ類はわからないように暗号化されており、困難を極めた。
デリアとつながりがあったウィルキンス地方検事補は、一年前に妻を殺人で亡くしていた。ジャックが「死刑制度の絡んだ事件」について口にすると、ウィルキンスの顔色が変わった。何かを隠しているのか・・・・

そんな矢先、ヴァネッサ・トンプソンという警官がジャックを訪ねてくる。デリアが「自分の身に何かあったら、ジャック・マローンに渡して欲しい」と言っていた封筒を渡しに来たのだ。
中身は民間の調査機関のレシートで、何か証拠に関して調べていたと思われた。ヴァネッサはデリアとかつて恋人同士でよく情報を流していたが、仕事優先のデリアに不信感を持ち、自分の立場を利用されていると感じて別れたのだ。
デリアが調べようとしていたのは上着で、血液と硝煙反応の有無を分析しようとしていたのだった。結果は、その上着からは両方とも検出されなかった。
サマンサは「発砲がからんだ死刑判決の事件」について市警の情報を得るために、関連事件の情報のリストをカイルに頼む。
一方マーティンが暗号を解読したことで、デリアが使っていたレストランが判明。失踪前日そこの店で男から何か箱を受け取って喜んでいた様子が目撃されていた。箱の中身は分析にかけた上着ではないかと考えられた。

その頃ウィルキンス検事補が、ジャックに事件の進度について探りを入れに来たことで、ますますジャックの不信は深まる。
そしてデリア失踪と時を同じくして行方をくらましていたモンデシーが、射殺体で発見される。口の中にはビデオテープ、そして遺体が発見された車内には、デリアの携帯が落ちていた・・・・


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ジャックの妻子登場。ここ何回かの話の流れで、もうジャックとマリアの夫婦は離婚が決定して手続き済みなんだと思っていたのだが、違っていたようだ。
マリアが「法廷が早く終わったから」と言っていたけれど、弁護士か何か?だとしたら夫婦の相性とは別に、FBIと弁護士じゃ色々とうまくいかないことも多いだろうに。
相性といえばマリアが、サマンサとジャックのツーショットをじと~んとした視線で眺めていたが、やっぱりあの二人には「何かある」という初期設定は生きていたのか。第1話でなにやら匂わせていたのに、サマンサには元彼は出てくるわマーティンと何かありそうだわ、もうその話はナシにするのかと思ってました。
まぁ、不倫の話とかが出てくると、意味ありげな表情をサマンサにさせる演出を繰り返していたのだから、伏線を捨てることはないだろうと思ってたけれど。でも娘達がかわいかったので、マリアとジャックはなんとかうまくいって欲しいような気も。余計なお世話だけど。
娘たちがかわいいといえば、ダニーのお兄ちゃんっぷりもなかなかかわいかった。ダニーは子供好きなんだなぁ。パパよりパパらしく抱っこなんかして案内してあげちゃって。ほほえましかったです。

サマンサはマーティンに軽く揺さぶりをかけたつもりが、余裕こかれてドッキリ。お坊ちゃまと思ってナメてましたね。
手の内がわかってるカイル相手に楽な対戦をこなした後で、かなり油断してたと見た。
しかしその上をいってるのはジャックか。オヤジの余裕で「俺は全部わかってんだぜ」という色んな意味をこめて「きれいな花だな」だもんなぁ。
マーティンはまだまだ強敵を相手にしなければいけない模様。

デリア・リバースは二度目の登場でまさか失踪→死亡?になるとは。でもって遺体も見つからないような中途半端さで話が終わるなんて。せめて遺体は見つけてあげたかったなぁ。
二話続けて中途半端なバッドエンディング。次回は無事に見つかるエピソードであって欲しい。やはり見つかるのと見つからないのでは、見ている気持ちが全然違う。たまにはいい話を見ないと浮上できない感じだ。

そうそう、マーティンがサマンサにコーヒーを入れてあげて「謎の私生活」談義をする場面で、FBIのロゴが入ったマグカップを使っていたのだが、白地に紺色のロゴでちょっといい感じだった。・・・・あれって本物なのかなぁ。ドラマグッズとして売ったりはしないだろうなー。かなり欲しい。


【 脇俳優チェック 】

◆ジャック妻マリア・マローン .... Talia Balsam
ジョージ・クルーニーの元妻!89年にクルーニーと結婚して93年に離婚。94年にクルーニーはERで大ブレイク・・・・人生いろいろだなぁ。
母親は「刑事コロンボ/黄金のバックル」で、犯人役(博物館の館長)のゲストスターのジョイス・バン・パタン。父親は「十二人の怒れる男」「サイコ」「ティファニーで朝食を」などの名脇役の故マーティン・バルサム。母親のバン・パタン家が俳優ぞろいなので、彼女もそれに連なる一族というわけだ。
映画の出演本数は多いが日本でのヒット作がないのでこれ、といってピンとこない感じだが、「妖精コマネチ・炎の青春」という84年製作のテレビ劇映画でコマネチ役をやってたりするので、昔はかわいこちゃんだったと思われる。
ドラマのゲスト出演では、「アリー my ラブ」第2シーズン13話「天使と飛行船」(ハーレイ・ジョエル・オスメントくんが出てる回)で夫と愛人が発砲事件で殺人未遂をやらかすという不倫妻で登場。
マリア・マローンとしてはこれからずっと出てくるようで、第3シーズンまでずっと名前がある。

◆チャンネル6のディレクター .... Julie Dretzin
けっこういい役なのに名前がない。この女優さんは「CSI:マイアミ」の記念すべき第1話の飛行機事故で、遺体となって発見された保険会社の経理部長さん役で出ていた。マイアミ第1号の「犯人」みたいな?

◆ウィルキンス地方検事補 .... Dan Butler
「そりゃないぜ!?フレイジャー」のブルドッグ役でおなじみ。コロンボファンにとっては黒歴史のエピソードのひとつ、「新・刑事コロンボ/初夜に消えた花嫁」にゲスト出演。

◆捕まらない悪党フレディ・カターン .... Christian Camargo
「CSI:4」の第7話「24時間の猶予」で、被害者と同じアパートに住んでいたために逮捕されてしまったマイケル・ファイフで出演。前回詳しく書いたのでそちらをご参照ください。

◆カターンの弁護士サマーズ .... Patrick Fabian
「CSI:3」の第21話「黒衣のジュリエット」で、自家用ジェットに乗せたサラブレッドを使って宝石の密輸をした、実家が宝石屋のコンシェルジュのローン・キンゼイ・コンファーを演じていた。
「フレンズ」の第5シーズン第3話「フィービー、ついに出産!」では、レイチェルがフィービーの出産待ちの間にナンパした看護士のダン役で登場したり、割と「正しいアメリカのダメな二枚目」タイプの役を演じることが多いような。「24 Ⅲ」では、浮気したホテルからとんずらこいたために、人類を危険に陥れる保険外交員ウィリアム・コール役で登場していた。
アメリカでヒットしているらしい「Joan of Arcadia」でもセミレギュラー。
各登場シーンをオフィシャルでは動画で見ることができる。

◆正義のヒロイン、デリア・リバース .... April Grace
前回は第7話「暴走する母性」に出演していた。
「Joan of Arcadia」でセミレギュラーとして多く出演している他、スタートレックシリーズでマギー・ハベル役、「シカゴホープ」でエリザベス役で登場していた。

◆サマンサの元彼エリック・ケラー .... Josh Hopkins
第14話以来2回目の登場だけど、これが最後なのでマーティンもほっとすることだろう。これから彼はフィラデルフィア署で未解決事件の捜査に携わることになる。「コールド・ケース」第6話から登場予定。

◆ジャック次女ケイト・マローン .... Laura Marano
とってもいい写真があったので。うわーラパリアおじちゃんたら、ほんとにパパみたーい。
別のドラマで共演したAmber Tamblynとのツーショット。これは「月影のクレア・メトカリフとケイト・マローン」という取り合わせなわけで・・・・。
さらに映画で共演したエイドリアン・ブロディとのツーショットも。手にはヴィトン・・・・うーん、こいつめ・・・・早くも大物たらしか?

◆ジャック長女ハンナ・マローン .... Vanessa Marano
名前を見てわかるように、ケイトとハンナは実の姉妹の子役ちゃんをキャスティングしている模様。
映画「Easy」でこんな表情を見せる訳だから、末恐ろしいというか楽しみというか。いい子に育ってほしいもんです。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラックバックさせていただきます。 (Snowdrops-Fairy)
2005-08-02 19:15:38
こんにちは

ストーリー自体はどんどん上り調子ですが、二回続けてのアンハッピーエンドに私も少しブルーです。

でもかなりはまってきました。
返信する
Snowdrops-Fairyさんへ (くまぷー)
2005-08-03 02:44:59
せめて遺体でも見つかれば、まだ諦めがつくように思うのですが、より無念さをあおりますね。



はまってきましたか?

ダニーいいでしょ~?

これ、絶対NHKにガンガンリクエスト入れて、冬のクールでは2ndを放送させたいですよね。
返信する
TBありがとうございました (KEI)
2005-08-04 13:52:48
こんにちは。

こういう終わり方もあるのですね。

見終えた後、何ともやりきれいない気持ちになりました。

でも、ドラマ自体は、ますます見ごたえを感じています。



マーティンとサマンサも、やっぱり「何かありそう」なのですね?

ほんと思わせぶりなのばかり。

想像が膨らんで、楽しいですけどね(笑)

だからこそ、ダニーにも♪
返信する
KEIさんへ (くまぷー)
2005-08-04 15:05:42
ほんと、どんどん見ごたえを感じるドラマになってきてますね。最初はどうなるかと思いましたが、こんなに面白くなるとは。



ぎりぎりのところで全部を語らず、想像の入り込む余地を残す、その余地の残し具合がたまらなくうまいですね。語りすぎず、隠しすぎず。



ダニーがこれからどんな風に育っていくか、楽しみなところで第1シーズンが終わってしまいそうで・・・・
返信する
やっぱり! (yasishi)
2005-08-20 20:52:41
はじめまして。

あの検事補はやはりブルドッグだったのですね。一緒に観ていた姉は「着てるものが違うからわからない」というので、確信もてなかったのですが、これですっきりしました。

それにしてもものすごい情報量ですね。観ている番組も少し重なっているのでまたよらせてもらいます。

返信する
yasishiさんへ (くまぷー)
2005-08-21 12:49:40
はじめまして!

初めての方がいらっしゃると嬉しいです!

yasishiさんはblogやサイトお持ちではないですか?

海外ドラマ関係のblogをみて回るのが最近楽しみになりました。

他にもおすすめblogなどあったら、皆様に教えていただきたいなーと思います。

これからもよろしくお願いします。

返信する
持ってます (yasihi)
2005-08-23 14:41:37
blogは最近始めたばかりです。1ヶ月もたってません。海外ドラマは大好きですが、そんな状態なのでほんの少ししか触れていません。今放送中で観ているものを書いた程度です。

私も、海外ドラマ関連のblogを回覧中です。韓国ものにはついていけないので。

これからも頼りにさせていただきますので、よろしくお願いします。
返信する
yasihiさんへ (くまぷー)
2005-08-24 08:50:15
最近始めたのでは、これから楽しみですね!

遠慮なさらず、URLのところに入れてくださいませ。ただ感想でも「おお、こんな見方もあったのか!」という発見があるところが面白いので、他の方のblogとか見るのって楽しいですよね。

なので、どんどん他の方に見てもらって、つながって、新しい出会いもあるだろうし。



見せて見せてー

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