?人気投票1位の上田晋也氏はともかく、現実的には8日に出馬を表明した大西一史県議会議員の裏付けにもなる第2回の結果。
?調査スタッフ(学生10名)、場所(田崎・市役所本庁周辺・上通り・ダイエー大江店前・健軍商店街)、時間帯(12時~13時)に大きく影響されるが、第2回の熊本市民に聞きました市長候補は下記の通りとなった。
?また経済人30名が支持する市長候補については、偏ったグループへの調査という背景もあるが、地元経済界での話題の人物として参考にはなる結果。 ?
AKB選挙的に考えるとタレントの上田氏、大西県議、そして細川佳代子夫人の三つ巴で、大西氏の対抗馬なら上田氏か佳代子夫人でなければ勝負にならないという結果。未定60パーセントを取り出しても、その意識を考えると経済界の評価はどうあれ、現実的においても大西熊本市長の可能性は98パーセント以上。
?その理由を語ると、経済界で話題の猿渡知之氏ら知名度の低い新人候補の勝負には市民の理解に向けてのエネルギー、時間不足は否定できず野田毅、林田彪、木原稔代議士らが『敗戦責任論』の浮上を懸念し、そうした新人を自ら自民党公認、推薦候補として擁立する可能性はないという点にある。「候補者選びに加速」とは新聞報道の独走といっても過言ではない。
?…となると、マスコミには村上県議会議員のマークを勧めるが、同議員辺りが田川、石原氏の担ぎ出しに動く可能性はある。しかし大西県議の過剰なまでの人気を考えると、そうした神輿に上がる者はまずないのではないか。幸山政史市長、馬場成志参議院議員の二人が自宅のキッチンでマイクを握って支援しても楽勝という推測からだと、先日の出馬表明で大西市長の誕生といえる。この際、共産党も候補擁立を降ろし、予定される選挙予算を福祉、医療に回せと語ると「民主政治の否定」という批判も想定内。
?ところで「政令指定都市の市長に求められる能力、品格」までは出さないが、大西市政となると、時には我を見せた幸山市政よりもさらに百戦錬磨の市議会議員、地元県議会議員らにはこれほど都合の良い市政はなく、裏を返せば「居ても居なくてもいい市長」というのも想定内で、彼の故父から「国政」への遺言を託された者らにはその評価を懸念されるが、一期を過ぎれば国政へのポストは塞がるという予測の方がむしろ心配では大きなタネ。
?観る人によっては読みやすく、面白いが、実に味のないのが日本の地方選挙で、地方分権が叫ばれている中で「不要な地方議員80パーセント」という世論調査結果も皮肉な話…。