熊本レポート

文字の裏に事件あり

チェ・ゲバラを崇拝の教え子を副知事にし、「在日一世で差別受けた」と語る教授を劇場館長として広告塔!

2015-11-05 | ブログ

 統計学の専門家には、その分析も早いと思われるが、平成24年に38・4パーセントという知事選挙史上最低の投票率で再選された蒲島郁夫熊本県知事。その同知事が9月16日、「良い流れを断ち切ることは県民の期待を裏切ることになる」と少々、対象側には一方的な感じのする理由で次の3選を目指すと発表。
 そして、その1ヶ月後、これまた歴代知事初のイベントといえる政治資金パーティ(11月10日18時30分・ホテル日航熊本)を開くとは、そこに焦りを感じるのだが、どうだろうか。
 同知事について巷には、「農協の力を借りて海外留学した男」という称賛の見方がある。鹿本高校を卒業して自動車販売会社に3週間ほど勤め、直ぐ農協に転職し、その農協の研修で渡米してネブラスカ大学に入学(豚の精子について研究)。そこからハーバード大学院で政治経済学を学んだ知事だから異色、華々しい経歴の持ち主であることは確か。
 だが「専門は統計学」という見解もあるからではないが、現場における自治能力となると、くまモンの生みの親が新幹線アドバイザーを務めた天草出身の放送作家と売れっ子クリエイターでは、一般市民の「8年間で何を成したか」という声も端なっから否定は出来ない。
 普通、そうした政策執行に繋がるクリエーション、プランニングに劣るとなると、中央との太いパイプを想定して中央官庁のキャリアを副知事に迎えるが、同知事はそこに使いやすい教え子を据えた。元自由党代議士の元秘書である。
 また10月7日、熊本市出身で東大名誉教授の姜尚中(カン・サンジュン)氏を県立劇場の理事兼館長に内定したと発表したが、「政治思想史」の姜尚中教授を迎えるに当たって、その専門には口を閉ざしてもらう条件(自民党県議談)となると、その善し悪しはともかく、何を趣旨でのハンティングかと首を傾げてしまう。 
 裏を返せば、規制されての就任など存在しないということで、良し悪しの問題ではなく軽い約束という政治姿勢への懸念だ。
 政治資金パーティ券は自民党県議団を中心に約1000枚が売り出されているが、実質はその1・5倍の1500万円と推測される。1人9000円の飲食費と会場費で、残りの政治資金は150万円と試算する者などいないと思うが、3選へ向けての決起集会であるのは明らか。
 特殊な経歴のある世渡り上手さを高く評価する声もあるが、それに「都合の良い知事」という思惑が一致しては、何の県知事かと言いたくなるモッコスが61・6パーセントの中にいるのも確か・・・。