Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

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鋸山トレイルランレース

2012-12-09 19:05:23 | トレイルラン大会レポ 2012年~

12月8日(土)、初めてのトレイルランニング・レースに参加

 

トレイルランの経験はというと先週の鎌倉アルプスだけ

遠く過去に遡ると無いことも無い

1993年7月、富士登山競争山頂コース

10kmあたりの馬返しからトレイル

1996年9月、八ヶ岳野辺山ウルトラマラソン

腰痛でまともに走れない状態でリタイア覚悟で挑戦したレース

関門をギリギリかいくぐり制限時間の54秒前奇跡のフィニッシュ

この100kmコース、5km過ぎあたりから未舗装となり山岳地帯へ

山を下りて最初の休憩所のある35kmまではトレイルラン用のシューズで走り

35kmでロード用シューズにはき替えた記憶

 

さらにさらにもっと過去へ遡れば高校時代

陸上部の部活で土曜日たまに大阪(生野区辰巳)から奈良まで走っていた

10kmロード走って(女子部員は電車で)

生駒山の麓で女子部員と合流、山頂まで登山(歩き&走り..自然と競争になるんだなあ)1時間くらい

山頂で休憩、夏だったらアイス食べて

奈良側へ降りて生駒駅から皆で電車で布施駅まで

布施駅から学校まで3kmロード(これも競争だった)

これ、まさしくトレイルランだったなよな~って思う、楽しい部活だった

あの頃トレイルランなんて言葉なかったような、クロスカントリーはあったけど

 

という過去はさておき

純粋なトレイルランのレースは初、初心者として参加でした

5:00起床

5:20 散歩(レオ)

6:00 出発

電車(JR)か車か、出遅れたので車で

しかも最初から高速で富津館山自動車道の最寄りインターまで

途中千葉の穴川あたりから渋滞、5km程度あったけど

7:15 到着、インター下りてすぐ会場となる保田小学校が見えて、

その先(500mくらい)の駐車場満杯、そうだよな遅すぎだよね

で、1.5km離れた海岸の駐車場へ

海岸沿いにずら~っと車が並んでました、300mくらい先まで行ってやっと駐車

車の中では感じませんでした

こんな強風だったとは

この日の風速は間違いなく少なくとも常に10m以上は、20m以上だったかも

車から出ようとしたらドアが風圧で重く開かないほど

これは爆弾低気圧の影響なのか

いつもは静かな内房の海が荒れ狂った外房の海になってました

会場まで1.5kmとちょっと遠いけど、この駐車場には小さいながらトイレがあり便利

風に翻弄されながら会場まで15分

体育館前の受付でゼッケンをもらい

参加賞は大会オリジナルのトートバッグ

体育館の中でゼッケン付けや着替え‥準備

体育館内に女性トイレ、男性は外の仮設トイレ、長蛇の列

でもスタートまでは時間がまだまだ余裕

とりあえず並んで一度済ましておこう!

お天気は快晴で気温もやや高め、スタート時でも10℃以上あったと思う

お昼頃にはおそらく15℃くらいと暖かく感じました

でも強風で体温を奪われそうなのでスタートまでの待ち時間

リュックに入れてあったヤッケを取り出してはおってみる

ああ暖かい、薄くて軽くてコンパクトながら保温、防風効果抜群、、高い買い物だったからなあ~

その内、開会式がはじまり、

大会プロデューサーの田中正人氏(第1回、ハセツネの覇者)

 

今日の強風や前日の地震で木が倒れて道がふさがっていたり

しているかもしれないので、、、昨夜は雨が少し降ったので

ぬかるんでいるところもあるので注意して走行、、、自己責任を強調されていました

そう、これは山のレース、自然の中でのレース

9:30スタートの予定が15分延びて9:45

JR内房線が強風の影響で運休、

アクアラインが通行止、というアナウンスでした

 

帰りの足が確保できないかもしれません、、、でもそれは

レースを完走した後に考えましょう!なんて言ってました

スタート間に合わなかった人がいるかもしれませんが、もうこれ以上待てませんで

スタート

28kmの部、約700名がスタート

ゆっくり後ろの方からスタート、先は長いしペースもわからない

小学校をスタ-トしてしばらくは街の中

1km過ぎると

まだ道は舗装されていますが、徐々に上り始め

山の中へ入って行きます

まだまだゆる~い上りで道幅も広くて走りやすい

ここで思わぬ展開に

ええ~っ? 何?何?

全員立ち往生

上の方からもの凄いスピードで逆走、

駆けおりて来る人が...それに続く人が何人も

しばらく状況つかめず

なんとなく、ようやく理解

何百人で集団ミスコース? Really?

全員が回れ右でユータン、駆け下ります

どこまで戻るの?

しばらく下りて何だここか!? はっきりとコース表示あるし

先頭について皆がそのまま行っちゃったのか

誰も変だなあと思わなかったの?群集心理

まあ、僕は初めてのコースで付いて行くだけだから。。

路面から30cmくらいの高さに立看板あったのに

 

集団についていると、まさか前の人が間違っているとは思わないし

まあ、間違うのが不思議なような分岐点、まさか!でした

先頭!間違うなよ!でもすべて自己責任だよね

まあ、こんなポカも後ではいい思い出、笑い話に

トレイルランではよくあることかも

 

後で、5km地点でGarmin見たら5.9kmだったので

400m以上間違ったコースを走っていたということか

先頭の人はもっともっと先まで行ったのだから。。。

 

さあ、正しい道に戻ってしばらく進むと

前方に人の塊、群れ

5km地点のちょっと手前で最初のエイドステーション、ここは山を降りて来てもう一度立ち寄りました

どら焼きとバナナがありました

速い選手、トップ争いをしている選手ははおそらくここはパスしたでしょうが

後方の大勢は立ち止まりここでゆっくりエネルギー補給ですね

僕も当然、タイムなんか気にしてません

怪我なく時間内に楽しく完走すれば目標達成ですから

集団ミスコースもあり、その後のエイドステーションで

選手間の間隔が詰まったからか、この後しばらく大渋滞

狭い一本道だから当然か、車の渋滞と同じだね

道幅狭いので一列になって

頂上に近づき展望が開け、初めての絶景

木々の隙間から下界、内房の海が綺麗でした

どこが頂上たったのか認識することも無く

いつの間にか山を下っていました

 

こんなところもありました

トンネル50mくらい、真っ暗、カメラのフラッシュで明るく見えますが実際はもっと暗い

路面はでこぼこ、明り無しでは歩きずらい、走ると危ない

 

それでも地面に僅かに照明が設置してあったので

準備していたライトは出すこともありませんでした

 

再び空が見えて絶景

写真撮りたくなるよね、わかるわかる

鋸山では他の登山者、ハイカーとすれ違い、声をかけることもありましたが、

2つめ、3つめの山は観光地ではないんですね

まったく一般の方は居ませんでした

一人だと寂しいような、道があるような無いような、遭難しそうなところ

数名から10名くらいの集団の中で走っていましたが

僕の前を走っていた先頭の女性が「ここコースですよね?」

不安になったらしく先頭を譲られ僕が先頭になりました

先頭は疲れますね、後ろにぴったし付かれると

遅く走っているような、申しわけないような感じになってくるので

ちょっと広いところで振り返って「お先にどうぞ!」先頭譲りました、数名がさあっと通りすぎ

間隔が空いたところでその後に続く

先頭を突っ走るトップ選手は改めて凄いなあと感じました

最初から最後まで先頭を争うなんて走力は当然ながら

山レースの場合はその精神力が凄いね

写真を撮っているところは比較的楽なところ

狭く急な上り、下りでは

片手にカメラではさすがに危ない、身の危険を感じ

カメラは仕舞い、両手をフリーにして、真剣に登り、下りました

ロープを使って登る、降りるようなところがいたるところにありました

ええ、これがコース?

いきなり10m以上ストーンと落ちるような下りもあり

まさにアドベンチャーフェスタ

 

コースを確認していたんでしょうね

下の藪の中から這い出してくる人居ました

仲間が「こっち、こっち、やっぱこっちがコース」

このコース、一人だと50%くらいの確率で遭難しそうな気がします

 

このコース手袋、絶対必要ですよ

 まあ、12月の山だから皆手袋もっていたと思うけど

山側の滑落防止ロープを握りながら進むようなところも何カ所もありましたよ

ロープなければちょっと危なくて怖くて通れないみたいな

歩行=走行禁止区間もいくつかありました

走れと言われてもあんなところ走る気になれませんがwww

 

急な下りで一度だけ足が滑って尻もちをつきました

後ろの人が「大丈夫ですか?」

足がずずずずっ--なんて何度も

バランス崩したり、足元が不安定で

心の中で「おっとと!」なんて数えきれないくらい

はあ、これがトレイルランなんだ!って

でも山はいいね、思わぬ景色にハッとして癒されます

これくらい広くてなだらかな登りだと走りやすいね

一息つけます

3つの山(急な登り下り)を超えて

20km地点、第2エイドステーション

どら焼きとバナナ

ここにはコーラがあったよ

生き返る!! ここまで走ってのコーラ、最高!

コーラ、Must!

エイドステーションの方が「もう急な登りはないですよ! ゆるい登りだけですよ

心強い励ましのお言葉

あとは緩い登りが少しあるだけなのね!

ゆるいとは足2本だけで登れる、手を使わず歩けるという意味

僕の前をゆっくり走っていた青年が振り返り

「もう急な登り無いって言ってましたよね! もう足限界ですよ」

同じ厳しいコースを走って来た者同士だから通じる連帯感のような共感

トライアスロンでもロングだとこんな感じになるよなあ~なんて

 

細いチョロチョロ小川を飛び越えたり、トレイルを楽しみながら

これくらいのコースがいいね

ちょっと急な登り、草がふかふか...気持いい

突然視野が開けて

大会じゃないとちょっとここまでは入ってこないだろうな

昔、ここで山を削って石を採っていたいたらしく、砂利や岩でゴツゴツ

さあ、ここを上ったら後は下るのみのはず。。。。

おそらく最後の上り?

そう、ここを登ると序盤に集団ミスコースしたところ、

立ち往生したところに出た、初めてなのに

見たことがある景色、ああ、、ここだったのか~でした

 

最後の3kmは下るのみ

でも疲れたダメージある足には下りって堪えるんだよね

もう元気な時のような走りは無理

 

その内舗装道路、居住区の一般道に出るとラスト2km

ラスト2kmの男、本領発揮!?か

最後の力を振り絞りラスト、ロングスパート

気持はキロ4分台後半から5分そこそこのペース??

いやいや実際はキロ6分を切るのがやっとのペ-スでした

それでも視野に入る前を走る選手を標的に1人、2人と見えた人全員、10人以上をパス

住宅地に入ると応援の方もところどころいて

最後の角を曲がると「あと500m!」と声をかけられ

ゴールの小学校へ

ゴールまで100m

FINISHゲートの手前で最後のシャッターを押し

サングラスを取り、両手を広げて素顔でゆっくりフィニッシュ

なんとか5時間切れたみたいです

振り返るとまだ4時間59分台

予想タイム5時間30分だったので満足

少し並んで記録証をもらい記念撮影

着替えに体育館へ

靴を脱ごうと屈んだ瞬間、右足が急に固まり

ふくらはぎが攣りました痛えええ!

こうなったらどうしようもありません

じっと痛みに耐えるだけ

歩けなくなったらどうしようなんて一瞬悪い予感が脳裏をかすめる

でも30秒くらいでその痙攣は治まり、何の後遺症もなく

「ウソ!?」何事もなかったような回復

着替えて帰る支度をして体育館を出たらお腹が空いていることに気づき

グランドの奥に出店があったので寄ってみた

ちょっと小ぶりながら、エビ、カニ、海の幸満載の具沢山で

300円、安い!

風ビュービュー凄いので車を風避けにして食べました、う~ん美味かった!

一日中強風が吹き荒れた中でのトレイルラン、デビューレース

初めてのトレイルレースで28kmはちょっと長かった

しかもコースもかなりワイルドでした

14kmの方が良かったかもしれないですね

無事ゴールできたことラッキーだったかもしれません

足のダメージ、身体の疲れ具合、フルマラソンと同じか

それ以上の様な気がします

トレイルランはその距離の2倍から3倍を走る気持、覚悟で

挑むべきかもしれないと思った初トレランレースでした

 

目標というか予想タイム5時間30分、根拠の無い予想ですが

30分以上速い4時間59分台でした

ちなみにGAMINのデータでは動いている時間は3時間7分でした

残りの1時間52分は立ち止まっていた時間ということに

集団ミスコースでちょっと立ち止まったし5km過ぎの急な登りではまったく動かず大渋滞だったし

3回のエイドは当然立ち止まった、20kmのエイドは5分以上は食べて飲んでいたかな?

なんと言っても写真も沢山とったからな

ちょっと真剣に走れば1時間くらいは短縮、3時間台は行けるな!?なんて

もう走っていた時のきつさを忘れています

トレイルラン、楽しみが増えました

 冬はトライアスロンレース無いし、トレイルランレース面白い

障害物を乗り越えて進む、子供の頃には当たり前だった世界

レースでなくても四季を問わず仲間と楽しくいろんな山を走ってみたい

 

この日は思い出に残る楽しい一日でした


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