昨日、息子を散髪屋さんに連れて行った時のこと。
70半ばぐらいの男性が自分の番になりイスに座った時、お店の人に
「券は買われました?まだ買っていませんか?」と聞かれていた。
その男性は首を横に振ったので、お店の人が
「あ、まだ買っていないんですね。じゃあ、1500円になります」
と言った。
(そこの理容店は前もって自販機で券を買わなければならない)
そして男性がポケットから財布を出そうとすると横から声が…。
「あれ!?その方、券買ってるんじゃないの??さっき私にカットはいくらか
聞いて、確か自販機にお金入れてたよ」
お店に人にポケットをもう一度確認してみて下さいと言われシャツのポケットに手と突っ込むと、券が…。やはり買っていたようだ。
男性は何か言うでもなく、照れ笑いを浮かべるでもなく、能面のように無表情。
その様子を後ろの長いすに座って見ていた私はドキッとした。
もしかして…この男性は父と同じ病気ではないか?
高齢になると素人には鬱病と痴呆症の見分け方が難しいらしい。
近頃みょうに物忘れが激しくなってきたので、いよいよ痴呆症になったか?
と思っていたら実は鬱病だったり…。
また、ウチの父のように鬱病による呆け症状が出る場合もあるが、それが本当に鬱病によるものなのか、痴呆症に移行したのか…あるいはパーキンソン病の疑いも??
ある程度様子を見ていかないと病名を確定するのは難しいようだ。
父は相変わらず一進一退という感じで、目に見えて良くなっている風でもないが
かと言って悪化している風でもない。
が、最近はほんのわずかだが時折笑顔も見られるようになってきた。
しかし…。
食卓テーブルの上に置いてある一枚の紙を見るたびに心がズキズキする。
チラシの裏に毎日、毎日、今日の日付と曜日を書き記しているのだ。
人間誰もが通る道。
それが人よりほんのちょっとだけ早く来てしまったんだね。
悲しいけど、今はそう思うしかない。
70半ばぐらいの男性が自分の番になりイスに座った時、お店の人に
「券は買われました?まだ買っていませんか?」と聞かれていた。
その男性は首を横に振ったので、お店の人が
「あ、まだ買っていないんですね。じゃあ、1500円になります」
と言った。
(そこの理容店は前もって自販機で券を買わなければならない)
そして男性がポケットから財布を出そうとすると横から声が…。
「あれ!?その方、券買ってるんじゃないの??さっき私にカットはいくらか
聞いて、確か自販機にお金入れてたよ」
お店に人にポケットをもう一度確認してみて下さいと言われシャツのポケットに手と突っ込むと、券が…。やはり買っていたようだ。
男性は何か言うでもなく、照れ笑いを浮かべるでもなく、能面のように無表情。
その様子を後ろの長いすに座って見ていた私はドキッとした。
もしかして…この男性は父と同じ病気ではないか?
高齢になると素人には鬱病と痴呆症の見分け方が難しいらしい。
近頃みょうに物忘れが激しくなってきたので、いよいよ痴呆症になったか?
と思っていたら実は鬱病だったり…。
また、ウチの父のように鬱病による呆け症状が出る場合もあるが、それが本当に鬱病によるものなのか、痴呆症に移行したのか…あるいはパーキンソン病の疑いも??
ある程度様子を見ていかないと病名を確定するのは難しいようだ。
父は相変わらず一進一退という感じで、目に見えて良くなっている風でもないが
かと言って悪化している風でもない。
が、最近はほんのわずかだが時折笑顔も見られるようになってきた。
しかし…。
食卓テーブルの上に置いてある一枚の紙を見るたびに心がズキズキする。
チラシの裏に毎日、毎日、今日の日付と曜日を書き記しているのだ。
人間誰もが通る道。
それが人よりほんのちょっとだけ早く来てしまったんだね。
悲しいけど、今はそう思うしかない。