手術を終えて…

ばーちゃんの病名は『胆のうガン』。

胆管を切除しなければならない場合は手術時間が約４時間。
胆のう摘出のみなら約３時間と担当医から言われていたらしい（私は直接、医師からの説明を聞いていないが）。

手術が無事終了したことを看護婦さんが知らせに来てくれた時、３時間半が経過していた。そして数十分後に担当医（執刀医）からの説明。

ばーちゃん（祖母）とはいえ、ココにも何度か書いたように、私にとっては中学校のときに母親を病気で亡くして以来、ずっと母親代わりをしてくれた人…。
いろんな面で本当に、ずっとずっと世話になってきた。

どうか周辺の臓器に転移していませんように…

ドキドキしながら医師の説明を聞いていた。


『胆のう摘出、胆管切除、肝臓を広範囲にわたって切除、リンパ節一箇所（転移が見受けられたため）切除』


医師によると、周辺臓器には目に見えた転移は今のところ見受けらなかったとのこと。

ばーちゃんは高齢のためリンパ節は転移の見つかった一箇所のみの切除となったが、高齢じゃなければ（普通は）広範囲にわたって周辺のリンパを切除するらしい。

それにしても、これだけの手術なのに所要時間が３時間半とは…。
手術に関する技術の進歩には驚くばかりだ。

今日で術後５日目。だいぶ体調が安定してきたようだが、春に脳梗塞も発症しているのでそっちの面でも今後かなり心配…。


今日、看護学校の実習生が私に言った。

「いろいろご苦労もあったでしょうが、おばあちゃんは幸せだと思います。こうやってお身内の方が交代で毎日どなたがいらっしゃるんだから…。」


まあ…確かに…そうかもしれないね。

そして私は自分の老後をふと考えてみたりした。


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やっぱりや～めた。先のことなんか考えるのは（笑）。

今はただ一日、一日を精一杯、大切に生きていこうじゃないの！