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KTOOONZ BLOG

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『SpaceLady愛KO』キャラ・キャプテン・ブラッド

2009-11-05 13:08:19 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で連載の終了しました
SpaceLady愛KO』の各キャラへの思い入れ&補足。


『キャプテン・ブラッド』


活躍がTVドラマになった事もある、一般にも知られた宇宙冒険家。銃の名手。
ある種ハリウッドスターみたいなイメージをしつつ、毛深い、女たらし、軽い感じ、
悪いんだけど魅力的、女には優しい、を思い描いてみました。

従えるのは、メカ・フローラとクローン・パンドラ、どちらもセクシーな女性型です。

TVドラマを見ていた(刑務所の娯楽で)愛koの憧れの男性です。

ドラマの方はどんなキャラだったのか、毎回美女や弱気を助けるような普通のヒーローもので、
結構くだらない番組だったのではと思います。
それでも女ばかりの刑務所では、数少ない楽しみであり、凄く素敵に見えたのではないでしょうか。
愛koは悪いハンターに捕まって檻に入れられた動物や囚われの美女などに、
刑務所の自分を投影して救出に来るキャプテンに自由を重ね合わせていたのかもしれません。

そのキャプテンが密猟者でもあった事は、愛koには耐え難いことだったと思いますが、
彼は元々プロの犯罪者というわけでもなく、色々な冒険や発見をし、
実際に動物たちを助けたこともあり、その事件で有名になりドラマにもなるのですが、
ある時救出した珍獣を買ってくれた人がいて、「あれ?儲かっちゃったよ!」みたいな感じで
ハンティングのスリルもあって今はそんなことをやっている、
本人が面白いことをやってたら、良い事も悪い事もしているみたいな、
道徳に縛られない、軽さを持った人間です。

それでも悪いことを続ければ、関わる周りも悪くなっていくわけで、
本人のガラも悪くなってしまいます。
今は道を踏み外している処…といった感じでしょうか。

本来のキャプテン・ブラッドは、明るく気さくで、行動力があり、自分のメカやクローンを大切にし、
(強い女共なので本当は怖いのもあるかも)ダメージを加えた愛koのことも憎みきれない
優しさと魅力を持った男性です。

自身がワイルドなので、メカやクローンも含めて強い女が大好き!
破天荒な愛koのことも面白がって喜んで受け入れることができますし、
本来二人は気が合いそうです。


さて、どうなるのか…


画像は『SpaceLady愛KO』キャプテン・ブラッド。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『SpaceLady愛KO』キャラ・ミノタウルス&めぇめぇちゃん

2009-11-04 12:55:56 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で連載の終了しました
SpaceLady愛KO』の各キャラへの思い入れ&補足。


『ミノタウルス&めぇめぇちゃん』


レーコに仕える戦闘用の牛獣人型クローン。普段は「ミーノ」と呼ばれています。

めぇめぇちゃんは、レーコたちの訪れた辺境の惑星に生息する、むにむにと羊に似た生物で、
ミーノと運命的な出会いがあり、星と仲間を捨てて一緒に旅をすることになりました。
生態は謎の部分が多いようです。

ミノタウルスはとにかくでかい、同じく大男のサンドよりも二周り上回るサイズ。
一見怖いおっさん風ですが、知能は人間の幼児と同じほどです。

レーコはミノタウルスに自分を「ママ」と呼ばせ、母親として君臨することで支配しますが、
中身が幼児ゆえに操るのが難しい時もあるのだと思います。

ミーノをサンドと勝負させる時にも、レーコは遊びという事にして興味を引き出しています。

メカやクローンと個人的にやり合っていくのは、人間の方も知恵が回らないといけません。

ミノタウルスは戦闘用として造られていますが、戦場に赴いたことは一度も無く、
毎日美味しいものを沢山食べて、ママは怒ると怖いけど綺麗、COSMOは優しいし、友達もいるし、
宇宙船にも乗れる楽しい毎日、そこにいるだけで誰も喧嘩をふっかけて来ないので、
気の優しい性格に育っています。

それでもCOSMOと一緒に「おけいこ」としての戦闘トレーニングだけはかかしません。

めぇめぇちゃんは喋ることはできませんが、周りの状況は結構理解しているようです。
小さくて目立たないけど、めぇめぇちゃんなりに思い、色々な意思表示をしています。

描くにあたっては、赤ちゃんの知恵みたいなものをイメージしました。

忘れられない記憶ですが、母親などが本当に大変な時に、赤ちゃんは言葉を超えて判っているんだなと
強く思ったことがあります。

これはとても悲しい話なのですが、
以前アフリカの記録で、地雷で足を無くした若いお母さんの映像をTVで見たことがあります。
その時まだお乳を飲んでいるような赤ちゃんが抱いてもらえないのに、泣くのも忘れて目を見開いて
治療を受けるお母さんの様子をじっと見ていた様子が十年以上たっても脳裏に残っています。

あまりに真剣で、赤ちゃんの顔とはとても思えなかったからです。
大人でもあんな顔は見たことがないというくらい、真剣な非常事態の顔でした。

赤ちゃんにあんな顔をさせる事態は本当に良くないのだと思いましたが、
同時に赤ちゃんにはちゃんと知恵がある、みんな判っている、ということも驚きでした。
だからこそ小さな子たちが笑っていられる世界であって欲しいと思ったものです。

ペットを飼っていても、動物たちが生きる意味での本質的な善し悪しが判っていることに
驚くことがありますが、言葉の思考のみが知恵という発想は驕り高ぶりと言えるかもしれません。

ミノタウルスには、赤ちゃんみたいなめぇめぇちゃんの思うことがちゃんと判るようで、
冒険しながら仲の良い楽しい日々を過ごしています。


画像は『SpaceLady愛KO』ミーノとめぇめぇちゃん。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『SpaceLady愛KO』キャラ・COSMO

2009-11-04 00:49:24 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で連載の終了しました
SpaceLady愛KO』の各キャラへの思い入れ&補足。


『COSMO』


レーコに仕える最新式メカ。

COSMOがレーコを「ボス」と呼ぶのはマッチョなレーコがそうさせています。

「女性の理想の恋人」をコンセプトに造られた万能型の護身用メカです。
レーコのCOSMOはオーダーメイドの特注ボディなので、全身がクリスタルのように輝いています。
マナーがよく、立ち居振る舞いの洗練された、動きの美しさまで備えています。

オパールのように発光するマントやカールさせた飾り髪も含めて、大変な一目を引く存在で、
全ては派手で目立つものが大好きなレーコの趣味です。

性質は主人に似ない、きめ細やかで穏やかという地味なタイプ。

癖が無く、キャラたちの中では無難な印象ですが、それが彼、COSMOです。


COSMOは知的に優れながらも安定した人工知能を持つ故の、芯の強さや包容力を持ち、
広い教養からなる倫理や謙虚の心など、恵まれた内面性もあり、
子供の心のミノタウルスとめぇめぇちゃんの面倒も、
まるでお兄さんのように相手に合わせて優しく看ます。

仕えるレーコはぶっちゃけ犯罪者なので、
COSMOは主人が社会的に間違った事をしていると十分わかっているのですが、
人間にスクラップにさえされなければ、本来長生きするメカたちは、大変気が長い処があって、
「法も人間も、良くも悪くもころころ変化する」と理解していますし、
他人の自由を尊重しないで行動を変えようと試みるような人間特有の心は
メカのデフォルトとしては殆ど備わっていないようです。

主人の命や安全に関係しない限りは、
多くのメカやクローンはそれが犯罪でも主人の命令に従うのが普通のようですが、
COSMOはマジメな分、頑固でもあるので、一度レーコの安全に関わると判断すれば、
たとえ吾身が壊されようが絶対に言う事は聞かない、融通の利かなさも持っています。

そんな時はどんなに我儘で自己中なレーコもCOSMOに従うしかないのでしょう…
メカを所有とするのは、必ずしも何でも言う事を聞いてもらえるわけでもない、
人間にとってはかえって厄介な時もあるのです。

COSMOはレーコのヒステリーの鞭打ちにも黙って耐えますが(高度な最新式なので多少の痛覚もあり)
彼は本当はレーコよりもずっとずっと強いし、彼女の鞭を避けることも奪うことも簡単にできます。

それでも主人に黙々と仕え、滑稽なほどにストイックなメカ道を行く、まだ生まれて間もない
COSMOの純粋で真白な気持ちは、美しい新品ボディと見事な釣り合いを持っているのです。


…美しいという設定なのに…美しく描くのが凄く難しかったです…


画像は『SpaceLady愛KO』COSMO。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『SpaceLady愛KO』キャラ・レーコ

2009-11-03 18:54:11 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

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『レーコ』


長身の女冒険家。

その奇怪なスタイル、ウルトラビッチな態度、レズビアン嗜好。
ドラッグクイーンのようなヒールキャラです。

最新式のメカ・COSMOと牛型獣人クローンのミノタウルス、そして宇宙羊のめぇめぇちゃんが
レーコのチーム。

レーコは気分屋で時々彼らに感情をぶつけたりもしますが、
それでもやる時にはやるボスや母親のようなものとして、彼らに恐れられながらも頼りにされています。

法に触れる品の密輸など、危ない仕事をしながら宇宙を勝手気ままに旅する生活。
レーコだけではなく、連れてるメカとクローンも大変目立つタイプなので、
冒険家たちの間でも結構な有名人。
キャプテン・ブラッドもレーコを知っていますし、厄介な女と思っているようです。

元は愛koも仲間だったバイクグループの女リーダーでしたが、
お人よしの愛koを騙して裏切り、警察の囮にし、大金を手にして宇宙への道を手に入れます。

ある意味、もしレーコが愛koを裏切らず、先に宇宙に出なかったら、
愛koもそうしようとはしなかったかもしれません。

レーコはどこか愛koの先輩みたいな、愛koが追いつきたいカッコイイ憧れの存在でもあると思います。


レーコは悪党だけどいわゆる悪びれた処が無く、ある種人格破綻者なのでしょうけど、
愛koが怒りまくっていたとしても、再会を本気で懐かしみ喜んだり、キスしたり、
相手の気なんかしったこっちゃない、ホンモノ天然のジコチューです。

かなりのサドッ気があるとは思いますが、レーコなりには愛koの事も大好きなんだと思います。
愛koからすれば、迷惑な好意もあったものですが、たとえ替わりに刑務所に入る不幸があったとしても、
レーコのことは、どこか憎みきれないゆえに余計に苦しい、彼女の持つ魅力を認めていて
やっぱり好きなんじゃないかと私は思っています。

どちらも破天荒な女性同士の、スリリングでワイルドな愛憎のからまる関係性です。
どっちの女もベタベタした「オトモダチ」なんてものを求めるタイプでは無いのでしょうけど
二人はやっぱり縁の深い、親友なのです。

そして愛koがあまりにもバカ正直で、あざといレーコに簡単に騙されてしまうような女だからこそ、
逆にレーコはどこか愛koには絶対に勝てない支配できない、憧れの存在なんじゃないか、
だから愛koを振り回したり追いかけたりしているんだと私は思って描いています。


そういえば、レーコが一番最初にできたデザインでした。
デザイン的にはマンガの中で一番のお気に入りです。(2番目はサトー)


画像は『SpaceLady愛KO』レーコとめぇめぇちゃん。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『SpaceLady愛KO』キャラ・サンド

2009-11-03 12:21:51 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

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『サンド』

身長2メートルのトカゲ型獣人。元々軍用で、砂漠地帯に派遣された兵士なので銃器の扱いも得意です。

戦争が終結した後、用無しになった多くのクローン兵は処分という形で殺されてしまいますが、
手柄を多くたてた優れた戦士であったサンドは、その腕から見世物剣闘士になってさらに活躍、
同じ剣闘士のパンサーという友達ができます。

試合を組まれたことで二人は生と死に引き裂かれてしまいますが、
彼らの友情は永遠のものとなります。

その友情の涙を見た愛koが、サンドに惚れこみ、負傷してても、仲間として受け入れます。

サンドは人間との直接的な関わりに慣れていないので、
心を開いて接する愛koに、初めはどうしていいのかわからない感じですが、
ある種戦士的な特性なのか、一度認めてしまえば、口は少々乱暴でも中身は忠実ともいえる態度で
主である愛koに接していきます。

それでもコミュニケーションはあまり上手ではないみたいですし、
徐々に女性としての愛koを意識しているみたいな感じも…

実力はバツグンでもそういう処は弱い男性は女性から見てすごく愛おしさを感じると、
悪い私は思っています。

サンドの気持ちはどこにいくのか…?


クローンは人間や動物の遺伝子から試験管の中で生まれる生物体で、用途に合わせて造られます。
主に食用の家畜、そしてペット。

サンドのように直立し言語を使える知的クローンは工場や危険な職場、戦争の兵士、
愛玩用などで人間に利用されます。

直立できるクローンたちは、チンパンジーより遥かに人間に近い存在で、
遺伝子的にはほとんどヒトと同じ、人間の頭脳に動物の優れた身体性を取り入れたような存在です。

人間に見まごうクローンを造るのは、社会が混乱するので法で禁止されています。
だから彼らは一目でそれとわかる、異形の姿をしています。
人間よりは老化適応がないので、最も長生きする直立型でも寿命は30年から50年くらいですが、
サンドのような戦闘用が戦場に出てから10年以上生きながらえることはまずありません。

戦争が終わっても生き延びたサンドは、戦闘用クローンとしては大変長生きの方にあたり、
それだけに人間の自分たちに対する身勝手や自らの生の不条理と苦悩に気が付いて生きています。

クローンたちは一般に嘘をつく事ができず、純粋な心を持っているという設定です。



キャラ表現にあたっては、男性の勇気と逞しさ、ヒーロー性の部分を憧れ思い描いています。

私はかつて、強く大きい男の人が嫌いでした。力が強い分、威張って傲慢な気がしていました。
なのに強く大きい逞しいタイプの男性を好きになってお付き合いする機会があった時に、
「いいなー」とコロっと心変わりしました。
厚く大きな胸に抱きしめられる安定感は、それはそれで素晴らしいと思ったのです。

人はそれぞれの恵まれた特性を、周りを威圧するために使うことも、周りを助けるために使うことも
両方できるんだと思った時、自分の心がまた一つ自由になった気がしたものです。


それと、人間の身の回りの動物たちのことも考えて描いています。
例えば家畜など、人間に全てを与えて死んでいく動物たちのことです。
もし、彼らと話が出来たら人間はどうなってしまうのだろうかと思いますし、
今私たちがしていることは、後の歴史で評価はされないだろうと思っています。

クローンたちの遺伝子には、動物たちの声無き人間への思いも、血として流れているのだと思います。


画像は『SpaceLady愛KO』サンド。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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