丙午男の独り言

50歳を過ぎた今、日々の暮らしで思ったことを気張らず気楽に。

国宝@刀剣博物館

2021年01月31日 07時20分06秒 | 芸術
両国にある刀剣博物館で、国宝の刀剣が複数展示される特別展があることを知り、初めて行ってきました。
国技館の前を通って、安田庭園という史跡の先にありました。
昨今の例に違わず予約制でしたが、会場は一部屋のみで、それなりの人数が入っていました。
そしてやはり圧倒的に女性優勢。男性1割、更に私のように一人できているとなると、5%にも満たない感じでした。
皆さんじっくり熱心に鑑賞してなかなか列が進まないほどで、中には丁寧にスケッチをしている人もいました。
しかし、これだけ刀ばかりをまとめてみたのは初めてでしたが、一振りごとに表情が違うのが良くわかってなかなか見応えがありました。
全部で50本位ありましたかね。

今回鑑賞した主な国宝は以下の通り(数字は通算の国宝鑑賞数。(−)は既鑑賞。)
(442) 刀 金象嵌銘 正宗本阿(花押)/本多中務所持(名物 中務正宗)(文化庁)
(-) 短刀 無銘貞宗(名物 寺沢貞宗)(文化庁)・・・これは二度目
(443) 刀 金象嵌銘 天正十三十二月日江本阿弥磨上之(花押)/所持稲葉勘右衛門尉(名物 稲葉江)(岩国美術館)・・・なかなか見る機会ないかも。
(444) 短刀 無銘正宗(名物九鬼正宗)(岡山・林原美術館)・・・同上。これは美しい短刀でした。
(445) 短刀 銘 来国光(名物 有楽来国光)(東建コーポレーション)・・・これも良かったですが、どっちが好きかというと、九鬼正宗かな。
(446) 太刀 銘 助包(大阪・個人蔵)・・・これも見られて幸運。

刀剣は個人蔵というのが多いですね。

この日ははしごして東京国立博物館にも行ってきました。
こちらは既鑑賞品ばかりでしたが、多くの展示があり、かつ好みの作品がゆっくり見られて良かったです。例えば、
(-) 片輪車蒔絵螺鈿手箱
(-) 瀟湘臥遊図巻・・・これは好みの最上位。何度見ても良い。
(-) 千手観音像

これから予定されている特別展、中止になったりしないことを祈ります。