丙午男の独り言

50歳を過ぎた今、日々の暮らしで思ったことを気張らず気楽に。

国宝「徽宗文集序巻」と「金銀錯狩猟文鏡」

2020年02月15日 20時32分53秒 | 芸術
1月末に台東区根岸にある台東区立書道博物館へ、「徽宗文集序巻」を見に行ってきました。
JR鶯谷が最寄りで、落語「茶の湯」に出てくる根岸の里というのはこのあたりなのだと思いますが、今は細い折れ曲がった路地の両側に、これでもかというくらいにラブホテルが立ち並ぶ、昔の風情は感じられない場所に変わってしまっているようです。
ただ、書道博物館の向かいは、正岡子規がしばらく過ごしたという「子規庵」がありました。ホテル街とのギャップがあまりに大きく、タイムスリップを起こしたような感覚を覚えました。
博物館は、展示物がまあ地味なので、来客は数名、国宝はもちろん通常展示も含めてのんびりと見学できました。
小さな中庭も風情があって良かったです。

続いて2月に、永青文庫へ「金銀錯狩猟文鏡」を見に。「細川ミラー」と呼ばれている古代中国の装飾鏡です。
訪問は2度めでしたが、こちらも旧細川家の庭園に隣接しているので、庭園散策も合わせてのんびりと楽しんできました。

今回鑑賞した主な国宝は以下の通り(数字は通算の国宝鑑賞数。(−)は既鑑賞。)
(423) 宋高宗書徽宗文集序巻(文化庁)・・・漢字の羅列でどこで区切るのかわかりにくいですが、宋の高宗が書いた、父・徽宗が編纂させた文集に寄せた序文、です。
(424) 金銀錯狩猟文鏡(永青文庫)・・・精緻な彫金に価値が感じられました。

次はなにかな?