丙午男の独り言

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国宝白楽茶碗:不二山

2019年08月10日 16時43分39秒 | 芸術
先週、仕事で諏訪に行くことがあり、サンリツ服部美術館で名碗展示の特別企画展をちょうど開催しているのを発見、運良く国宝の茶碗を見ることができました。
この美術館はセイコーの創業者が作ったもののようですね。そのコレクションが展示されています。
本阿弥光悦作の名碗、浮かんだ陰影が富士山のように見えて、またとないものだから不二山、ということのようです。
こういった陶器類を見る目は高いわけではないですが、色や形、味わいのある茶碗だということは感じられました。
もう一つ、初公開の特別出展ということで、同じく光悦作の「赤楽茶碗 銘 障子」というのも出ていました。
これは焼いたときにできた亀裂が文様になっているのですが、一部見る角度によって光が透けて通るものでした。特に文化財指定を受けているものではないですが、じっくり鑑賞して楽しめる作品でした。

これ以外に、諏訪大社の四社巡り(上社前宮本宮、下社春宮秋宮)、うなぎの銘店、など合わせて楽しんだ旅でした。

今回鑑賞した主な国宝は以下の通り(数字は通算の国宝鑑賞数。)
(412) 白楽茶碗 銘 不二山(本阿弥光悦作・サンリツ服部美術館)