以前はRyzen7用に、できれば小型のMicroATXマザーが欲しいといっていましたが、諦めました。とりあえず某ショップなどの通販サイトを眺めているのですが、AM4マザーはどれもこれも売り切れ。一応入荷はされているみたいですが店頭優先で通販に回す余裕ないみたいです。店頭なら一枚入荷でもポップ書いとくだけですけど、通販だとサイト更新の分手間かかりますし、ある程度まとまった数がそろわないと回せないでしょうしね。かと言ってこのまま買わずに当分放っておく、というのも、物欲というより調査欲(造語ですが)が許さないですし、それなら大型ケースを解放して、こっちにRyzen入れてもいいや、と考えているようになりました。大は小を兼ねますから、ケースが大きければATXでもMiroATXでも搭載できますしね。ただ、ゲーミング向けの高額なマザーは意味ないので、B350チップセット搭載の、SATAと拡張スロットが十分ある~ATXならできればPCIも~やつにするつもりです。OSも、しぶとく8.1のままにしていましたが10に上書きインストールしましたし、準備は万全です。小型マザーは、Zenコア搭載のAPUが発売されれば、それと組み合わせるためにいろいろ発売されるでしょう。単体CPUのRyzenとこれからでるAPU、Raven RidgeはRichland以来久々に同じコアを使用することになりますから、より小型PC向けがAPUの市場となるでしょう。勝手な予想ですが、6コアが予定されているRyzen5は現在発売されているRyzen7のコア無効化版が使用されつでしょうが、4コアと思われるRyzen3は主にAPUのGPU無効化版が使用されるのではないか、などと思っていますので、Ryzen3は少し先になるかも知れません。本来ならそのロークラスを従来型コアの最終型、Excavatorを採用したBristol Ridgeが穴埋めするはずだったのですが・・・。まぁ今となってはそんなものを出されて在庫処理の関係で新APUの発売が後回しされるより、Zen採用のRaven Ridgeの発売を急いでもらったほうがいいでしょう。
個人的にAPUが一番本命と考えているのは、内蔵GPUがもう一つのプロセッサとなり、CPUよりも得意分野の計算においてはそちらが担当することでより高度なソフトウェアの動作が可能になるのではないか、と思っているからです。両者の連絡を密にするにはPCI-ExpressというCPUやメモリから見ればかなり遠くにあるバスに搭載されたGPUでは無駄が多すぎます。APUは単なるCPU+ロークラスのグラボ相当品ではないのです。Intelもそうした段階が次のCPUには必要であるとわかっているからこそメイン向けではGPUを内蔵させているわけで、実際Skylake以降はOPEN CLへの対応性を押し出していますし、そのうちそうしたAPU型CPUへの対応を謡うソフトも出てくるでしょう。そこはIntelですからフォローは手厚いでしょうし。
Intelが内蔵GPUを押す理由のもう一つが、動画再生能力。と、言うとIntelの内蔵GPUは動画の再生においてAMDのRADEON・NvidiaのGeForceのような補正機能が不足しており、動画再生重視者が積極的に使うものではない、というイメージが先に浮かんでくるでしょう。そこらへんは実際に使っているわたしも実感していますが、Intelが重視している動画再生はより高画質の再生ではなく、他GPUに先駆けてフォーマットに対応することにあります。実際H.265/HEVCのGPU再生も早かったですし。そして最近、完全に他GPUに先駆けて対応したのがUltra HD Blu-ray、ようするに4K解像度の映像を収録したBDソフトの再生です。現状PCで再生する場合、GPUで利用できるのはIntelのKabylakeと、同時発売のチップセットの組み合わせのみです。それ以外にもBDドライブはもちろん最近の4Kテレビ(実質ディスプレイ単体では一般向けには現状対応したものがない様子)も必要ですし、マザーボードの対応も必要、それをクリアしてなお・・・とハードルが高すぎる印象ですが。
こいつ(UHD BD)……、(PCで)動くぞ……! もし、動作環境がニュータイプなら
ちょっと前の記事ではありますが、それらハードルを乗り越え、自腹を割いてなんとか再生にこぎつけたものの、意外と大したことなかった・・・という顛末が紹介されています。正直この記事を読んでUHD BDのPCでの再生に挑戦したい、と考えるのはよほど金持ちで変わり者だけでしょう。ちなみにわたしは後者の自信はありますが、前者の自信はありません。
IntelのGPUのみがいち早く再生に対応できた理由が、CPUパッケージにGPUが内蔵されているため、そこに専用規制回路を搭載できるから、というのがあります。ご存知の通り著作権業界は常時被害者意識の塊で、普及はさせたいがPCには制限をつけないとどうのこうの、と理屈をこねりだす傾向にあり、UHD BDをはじめとする4K映像に関しては「PCI-Expressのバスすら通したくない」のだそうで、そちらに外付けするグラボに使うGPUには現状UHD BDを使わせたくないのが意向のようです。
動画の補正機能に優れたGPUと言えばRADEONというのがPCユーザーの定番。ならばそのRADEONをCPUと同パッケージに搭載するAMDのAPUなら全ての条件をクリアでき、UHD BDの再生ができるのでは・・・と考えたいところですが、これも難しいかも。単体GPUもAPU搭載GPUもコアの数や世代によるアーキテクチャなどの違いはあっても基本同じものであり、特にAPUだけに専用回路が搭載される、といった前例はないはずです。その分コストのアップや発熱への気配りなどの影響もあり、AMDとしてはなるべく余計なことはしたくないはずです。
また、これはうろ覚えのことで申し訳ないのですが、日本で地上デジタル放送を普及させるため、PCでも対応させようと考えた映像業界が、やはり「スクリーンキャプチャもさせたくない」と言った思考から各GPUメーカーに制御機能の搭載を打診したところ、NvidiaもAMDも日本でしか使わない余計な機能に関してまともな返事をしなかった中、Intelだけが相談に応じた、という話があったように記憶しています。結局Friioショックでそれを待っていられず、ソフト的に制限させただけのチューナーボードの発売に踏み切った~そこまでやっても全然売れなかったようですが~ため、話は発展しなかったようですが、Intelとはそうした発想のあるメーカーだということにちょっと驚いた覚えがあります。Intelにとって重要な顧客とは実際に利用するユーザーよりもIntel製品を使ったPCを製造するメーカーであるということなんでしょうね。もちろんそれが悪いとは言いませんし、本来半導体メーカーというのはそういうものでしょう。むしろそれによって便利な製品が作られるのなら良いことです。ですが、先に書いたUHD BDのように、とても便利とは言えない結果だけが出てくるのがこの手の被害妄想にとらわれた人たちの自己満足の結果なんですが。
そうしたわけで、Raven RidgeがすぐにUHD BDに対応してくるとはあまり思えません。何よりUHD BD自体普及するかどうかかなり疑問があります。Intelの4K機能は条件を全部クリアすればUHD BDだけでなく、Netflixの4K動画も再生できますが、そこまで解像度があがるともはやPCで手軽に見るものではないという気がします。そんなものにコストアップにつながる制御回路を搭載するくらいなら、すでに普及し、PCでの再生環境も十分整っている現行BDやDVDをより高画質に再生できる方面に力を注いでくれた方が、利用者としてはむしろ得という気がしますし、UHD BDにはいろんな意味で期待しないで、APUを待ちましょうか。
個人的にAPUが一番本命と考えているのは、内蔵GPUがもう一つのプロセッサとなり、CPUよりも得意分野の計算においてはそちらが担当することでより高度なソフトウェアの動作が可能になるのではないか、と思っているからです。両者の連絡を密にするにはPCI-ExpressというCPUやメモリから見ればかなり遠くにあるバスに搭載されたGPUでは無駄が多すぎます。APUは単なるCPU+ロークラスのグラボ相当品ではないのです。Intelもそうした段階が次のCPUには必要であるとわかっているからこそメイン向けではGPUを内蔵させているわけで、実際Skylake以降はOPEN CLへの対応性を押し出していますし、そのうちそうしたAPU型CPUへの対応を謡うソフトも出てくるでしょう。そこはIntelですからフォローは手厚いでしょうし。
Intelが内蔵GPUを押す理由のもう一つが、動画再生能力。と、言うとIntelの内蔵GPUは動画の再生においてAMDのRADEON・NvidiaのGeForceのような補正機能が不足しており、動画再生重視者が積極的に使うものではない、というイメージが先に浮かんでくるでしょう。そこらへんは実際に使っているわたしも実感していますが、Intelが重視している動画再生はより高画質の再生ではなく、他GPUに先駆けてフォーマットに対応することにあります。実際H.265/HEVCのGPU再生も早かったですし。そして最近、完全に他GPUに先駆けて対応したのがUltra HD Blu-ray、ようするに4K解像度の映像を収録したBDソフトの再生です。現状PCで再生する場合、GPUで利用できるのはIntelのKabylakeと、同時発売のチップセットの組み合わせのみです。それ以外にもBDドライブはもちろん最近の4Kテレビ(実質ディスプレイ単体では一般向けには現状対応したものがない様子)も必要ですし、マザーボードの対応も必要、それをクリアしてなお・・・とハードルが高すぎる印象ですが。
こいつ(UHD BD)……、(PCで)動くぞ……! もし、動作環境がニュータイプなら
ちょっと前の記事ではありますが、それらハードルを乗り越え、自腹を割いてなんとか再生にこぎつけたものの、意外と大したことなかった・・・という顛末が紹介されています。正直この記事を読んでUHD BDのPCでの再生に挑戦したい、と考えるのはよほど金持ちで変わり者だけでしょう。ちなみにわたしは後者の自信はありますが、前者の自信はありません。
IntelのGPUのみがいち早く再生に対応できた理由が、CPUパッケージにGPUが内蔵されているため、そこに専用規制回路を搭載できるから、というのがあります。ご存知の通り著作権業界は常時被害者意識の塊で、普及はさせたいがPCには制限をつけないとどうのこうの、と理屈をこねりだす傾向にあり、UHD BDをはじめとする4K映像に関しては「PCI-Expressのバスすら通したくない」のだそうで、そちらに外付けするグラボに使うGPUには現状UHD BDを使わせたくないのが意向のようです。
動画の補正機能に優れたGPUと言えばRADEONというのがPCユーザーの定番。ならばそのRADEONをCPUと同パッケージに搭載するAMDのAPUなら全ての条件をクリアでき、UHD BDの再生ができるのでは・・・と考えたいところですが、これも難しいかも。単体GPUもAPU搭載GPUもコアの数や世代によるアーキテクチャなどの違いはあっても基本同じものであり、特にAPUだけに専用回路が搭載される、といった前例はないはずです。その分コストのアップや発熱への気配りなどの影響もあり、AMDとしてはなるべく余計なことはしたくないはずです。
また、これはうろ覚えのことで申し訳ないのですが、日本で地上デジタル放送を普及させるため、PCでも対応させようと考えた映像業界が、やはり「スクリーンキャプチャもさせたくない」と言った思考から各GPUメーカーに制御機能の搭載を打診したところ、NvidiaもAMDも日本でしか使わない余計な機能に関してまともな返事をしなかった中、Intelだけが相談に応じた、という話があったように記憶しています。結局Friioショックでそれを待っていられず、ソフト的に制限させただけのチューナーボードの発売に踏み切った~そこまでやっても全然売れなかったようですが~ため、話は発展しなかったようですが、Intelとはそうした発想のあるメーカーだということにちょっと驚いた覚えがあります。Intelにとって重要な顧客とは実際に利用するユーザーよりもIntel製品を使ったPCを製造するメーカーであるということなんでしょうね。もちろんそれが悪いとは言いませんし、本来半導体メーカーというのはそういうものでしょう。むしろそれによって便利な製品が作られるのなら良いことです。ですが、先に書いたUHD BDのように、とても便利とは言えない結果だけが出てくるのがこの手の被害妄想にとらわれた人たちの自己満足の結果なんですが。
そうしたわけで、Raven RidgeがすぐにUHD BDに対応してくるとはあまり思えません。何よりUHD BD自体普及するかどうかかなり疑問があります。Intelの4K機能は条件を全部クリアすればUHD BDだけでなく、Netflixの4K動画も再生できますが、そこまで解像度があがるともはやPCで手軽に見るものではないという気がします。そんなものにコストアップにつながる制御回路を搭載するくらいなら、すでに普及し、PCでの再生環境も十分整っている現行BDやDVDをより高画質に再生できる方面に力を注いでくれた方が、利用者としてはむしろ得という気がしますし、UHD BDにはいろんな意味で期待しないで、APUを待ちましょうか。
UHD BDの条件の記事は以前読みましたがガチガチ過ぎて萎えました。
レンタルビデオ店の商品を全部ブルーレイにする努力をして欲しいものです。1クールアニメはDVDしか取り扱ってない状況です。まずはブルーレイを普及させるのが先かと。
まあ海外ではブルーレイが主流なんですかね?
これ8k60Hzまで対応しています。
ドライブはパイオニアが世界初を謳ってますが、物理的にはBDXL対応ドライブと何が違うのかよくわかりませんね・・・。
HDCP2.2はすでにある方法で破られてますので、Intensity 4kなどでキャプチャすることもできます。
多少の知識があれば僅かな投資で視聴環境の構築から規制の突破まで簡単にできるのでは?
あと、nVidiaのVGAはnvencでH.264/H.265のハードウェアエンコードが行えます。
当然、ハードウェア再生支援があるのでCPU性能に左右されることもないです。
AMD界隈は大変なんですね。。。
現行のソフトがCPUでの演算を前提としたものばかりですので、なかなかGPUエンコードは進まないですね。
海外はどうなんですかねぇ、CATVでのリピートが映画やテレビ映画の主な視聴と聞いたことはありますが、アニメは知らないです。
>2017-03-15 23:49:08さん
GeForceがお好きなんですね。ですが、本エントリーはただの再生ではなく、UHD BDです。GeForceでUHD BDの再生はAMDどころではない、絶望的な状況ですよ。
MI25の後藤さん記事とも符合します
⇒単体GPUがHSAの枠組みで動くらしいと
著作権保護に関しては法律で禁止して欲しいですね。
不正利用は禁止、だがコピーガードなどの技術的対策も存在自体を認めないと。
技術革新の成果は広く国民全体にもたらされねば。
わたしが何度かHSAに関してAMDさんから直接話を聞いた経験があるせいか、PCI-Express経由のGPUをHSA扱いするのって実質無理なんじゃないかという気がします。かつてAGPの時代もメインメモリへのアクセスがPCIに対しての優位とされましたが、実際にやると遅すぎるので誰もやりませんでしたし。PCI-EなんてAGPの数倍の速度しか出ませんし、現在のPCの能力には全然追いつかないかと思うのです。
残念ながら国会議員が聞く市場の意見というのは消費者でなく販売者の言い分のみですから、法律でこの問題を悪くすることはあってもよくすることはないでしょう。ある意味外圧であるTPPがいろいろ崩してくれるかとも思っていたのですが、離脱を表明した米国を説得すらしようとしなかった現政府には幻滅しました。
そんなふうに考えていた時期が(ry
さてシン・ゴジラのBD発売日でした。都内某所のHMVで購入したですが...
あれ?発売日ですよね?なんか随分陳列棚が空いています。
http://www.hmv.co.jp/productitemstock/stock/7526755
4K版4枚組は壊滅って....
自分は取りあえず4Kまだだし、トランプ要らないので3枚組買ってきました。
本編通して試聴して、特典はマッタリ観る事としましょう。
わたしもバスッとAmazon注文で買いました。都内では売り切れるところもありましたか。こっちじゃそこまでならないかも知れませんが、特別版となると入荷しなかった可能性もありましたので注文で正解。