録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

Ryzenの不具合解消版?Windows11アップデート検証とチップセットドライバインストール失敗対処法

2021-10-23 13:45:41 | Weblog
世間的には「もう少し待ってからの方がいい」はまだしも「アップグレードするべきではない」という意見さえ見かけるWindows11。実際使っているわたしからすれば「長年使い続けたWindows10の不安定さが上書きで解消される可能性が高く、互換性は十分でストレージの足回りが良くなってむしろ快適に動くのに、少し様子見だとか独自機能満載型のメーカー製PCとかで敬遠するのはわかるけど、なんで組み立てやBTO系のPCを使っている人でもアップグレードそのものを否定するような意見が出るの?」と大いに不満であります。まぁその中には明らかに自分で使ってなくて他者の意見、特にベンチマーク結果を見て、その数字だけで「下がっている」ないし「変わらない」という意見を出している人も少なからずいるみたいです。自作系なら複数持ちの人も多いだろうし、そういう環境ならむしろ一台はWindows11にしてみて、人の意見や数字じゃなくて自分で感触をたしかめましょうよう。安定感がアップして快適ですよ、インストール後10日間ならダウングレードも簡単だし。と、かくいうわたしもまだ一番のメインPCはWindows10なのですが、最初にWindows11を入れたPCが一か月以上たっても安定しているのを確認できたら、Windows11にアップグレードできないPC以外は11にしてしまうつもりです。

さて、そのベンチマークの数字を悪くする原因の一つとされてきたのが、Windows11がRyzenをうまく扱えないこと。「L3キャッシュの遅延」と「最速コアにスレッドをスケジュールしない場合がある 」の二点が特に問題とされています。わたしが試した限りでは大して変わらなかったのですが・・・。そのうちL3キャッシュ問題を解決するWindows11のアップデートがほぼ予告通り行われましたので、さっそく4750GPCでアップデートを実行・・・失敗しました(笑)。ちょっとあやしげな日本語(ウチの11、ベータ版かと思ったほど)でOSのの更新は実行されたのですが、またOSの修復が入って戻ってしまいました。そのあと、失敗したアップデートに関しては「ダウンロードしてインストール」のボタンをクリックしてもダウンロードも始まらなくなってしまいました。うわぁ、またかよ・・・、せっかくWindows10の不安定さが解消されたと思ったのに・・・。ただ、これは別の方法でアップデートすることが可能でした。
やり方は簡単、「設定」からのアップデートを使わず、Windows Updateカタログからアップデートファイルをダウンロードして入れる方法です。今回のパッチはKB5006746なので、こちらからダウンロードできました。それでやると今回は全く問題なくアップデートできました。ただ、以前、同じPCでWindows10のアップデートパッチが入らなかったときは同じことをやっても失敗しましたので、確実にこれで解決するとは限りません。最悪入れ直しか、アップグレード並みのアップデートを待ってMSのツールを使って上書きアップデートするしかないでしょう。
そういえば、今回やってみて、Windows11になって32ビットOSがなくなったことに初めて気が付きました。Windows10の時は"x86 ベース システム用"があったのに、Windows11では"x64"と"ARM64"しかなくなってます。あまり言われていませんが、11ではx86、つまり32ビット版は完全に切られたようですね。まぁ今となっては小容量分のメモリしか使えない32ビット版を積極的に使おうという人はいないと思いますが。11の登場は32ビットOSを切る、という意味もあったかもしれません(32ビットのソフトは64ビットOSでも使えます、念のため)。いやー、わたしが初めて買った64ビットOS、WindowsVistaの64ビット版を思い出しました。そういえばあの時、64ビットVistaを求めて当時地元にあったPCパーツ専門店に行ったら「扱ってません」と言われてショックを受けたっけ。その足で量販店で聞いたら売っていたので購入できましたが。あの時の64ビットOSは遅いわ互換性不完全だわで散々な出来だったなぁ・・・、XPのMCE版はもっとひどかったけど。

話がそれました。そうして無事11に修正パッチを入れてみますが、これだけではL3キャッシュの問題の解決の道はつかめても最適コア割り当ての問題の修正はできません。現状はその解決にはWindows11のアップデートを待つより、AMDの公開した最新チップセットドライバを使うのがいいようです。AMDのサイトへ行ってダウンロードしてきましょう。普段はRADEON SOFT WAREでまとめて入れるのが正統派だけど、今のRADEON SOFT WAREに最新チップセットドライバは充てられていないようなので、リンク先下部選択欄の「選択してください」からChipset、次に現れた項目からは「AMD Socket AM4」と選択していく必要があります。チップセットはわたしの場合、B550なのでそれを選択。そのあと「送信」をクリックすれば必要なダウンロードサイトにアクセスしてくれます。当然11の64を選び、この時点での最新版3.10.08.506をダウンロード。落としたファイルをインストールしようとすると・・・失敗する(泣)。
またかよ~。となげくものの、その程度で困っていたらAMDは使えないのです。ファイルを実行してインストーラーを起動させたあと、しばらく放っておくとインストール項目を選択する画面が出てきます。モバイル環境では6項目あったのですが今回のデスクトップ環境では5項目。全部選んだままとりあえず進んだら失敗しました。最新ドライバと言っても全部が今の環境より新しくなっているわけではなく、書き換えられるのは一部だけ。カーソルを持っていくとウィンドが表示されてすでに最新の状態になっているかどうかわかるのですが、今回のわたしの場合、アップデートすべきは「AMDプロセッサーのパワーマネージメントのサポート」(おそらく今回の重要項目)と「AMD PSPドライバー」の2項目だけ。ならあとはチェックを外してこの2つだけにすれば・・・失敗。一つずつなら・・・やっぱり失敗。
こういう時は一度消すのが一番です。このファイル、一度実行すると解凍され、フォルダに保存されます。今回のファイルは解凍時にフォルダを指定することができなかったため、おそらくC:\AMD\Chipset_SoftWareにはいっているはず。そこからさらにPackages→Apps→RyzenPPKGとフォルダを進めば、"AMD_Ryzen_Balanced-Driver.msi"というファイルが見つかるはず。これがパワーマネージメントのインストールファイルです。これを実行し、途中選択の中で"Remove"を選んで実行し、一度パワーマネージメントを消してしまいましょう。終わったらもう一度同じインストールファイルを実行し、今度は"Modify"を選べば、無事インストールできます。同様に、C:\AMD\Chipset_SoftWare\Packages\Apps\IODriver\PSP\AMD-PSP-Driver.msi
も実行し、Remove→Modifyをくりかえしておきましょう。他の項目が最新版でなくうまくいかない人は、それに応じて試してください。念のため、C:\AMD\Chipset_Installer\Chipset.exe(無ければ落としてきたチップセットアップデートファイルを再起動)を実行し、出てきたインストール項目全部にマウスカーソルを充てて「最新の状態になっています」と出ることを確認してください。ぜんぶ当たっていればOKです。なお、Zen3の場合はそれ以上やることはありませんが、Zen2の場合電源プランを「AMD Ryzen Balanced」にしておく必要があるようです。まぁわたしの場合普通にRyzen Balancedを使ってますから変更する必要はないのですが。

さて、修正が終わったことでいつものhandbrakeの動画エンコードによる速度測定と、FF XVベンチによるベンチマークテストを。前の環境で10とほとんど変わらなかった、ということは今回の修正でむしろパフォーマンスが上がる可能性がある、ってことじゃないですか。楽しみです。

Handbrake 1.4
(10)45分09秒→(以前11)45分38秒→45分06秒

FFXV
(10)2002→(以前11)2054→2058

うーん、一応上がっていると言えば上がっています。特にHandbrakeは11になって少し10より落ちていたのが10の時の45分9秒と誤差レベルまで速くなりました。ただ、このRyzenのパフォーマンス問題は「ゲームゲーム」とゲームのことばかり叫ばれていたので、それを考えるとFFXVが変わっていないのが気になります。まぁFFXVはRADEONでスコアが出ない疑惑を持っているのでそのせいかも知れません。少なくとも10よりはっきり上がった、と言い切れるスコアになっているので、過去一番4750G機のパフォーマンスが出ているのが最新版Windows11環境だ、とは言えます。

さて、そろそろ気になるのがIntelの第12世代Core。一説によると11月4日に深夜販売が行われるらしい、とのことでそわそわ。Zen3を圧倒するとの声もあれば、猛ワットでブーストかけているからバンチでは速いという話もあり、動画エンコードでも速いのかそれともベンチマーク番長にとどまるのか試すのが楽しみ・・・と言いたいところなのですが、なんと今回は全部K付きの高TDPモデルのみとなっているようで、わたしが普段Intelで購入しているTDP65W前後のK無CPU(今書いていて"けむしーぴーゆー"と名付けようと思った。"けむし"でも可)は少なくとも解禁と同時は無い模様・・・。ええい! わたしゃ今回はMicroATXで使いたいんじゃ!! はよ空冷で快適なK無CPUを出さんかい!!!! と憤慨しております。なので少なくとも初動はパス、ミドルTDPモデルが出るまでは買いません。Zen2やZen3もそうしましたからCoreもそうします。とりあえずベンチマークを取ってそれで評価するインフルエンサー向けばかり優先しないで、一般ユーザー向けも同じくらい重視してほしいものです。
コメント (5)   この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Zen2APUでWindows11 果たし... | トップ | 電話が買えない!?世の中 »

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (メカウサギ)
2021-10-24 16:39:10
うちは11から10に戻した派ですけど理由はUIが使いづらかったのとインテル/AMD環境共に性能が落ちたからですかね
うちは10のPC5台ありますけど管理人さんが別記事でおっしゃってるような1日に数回再起動とか不安定な要素は全然ないですね
人それぞれでしょうけど個人的にはまだ11に移行する気は無いですね
Unknown (krmmk3)
2021-10-25 15:55:55
>メカウサギさん
UIは、10と同じことをやろうとしたらひと手間余計にかかりますからちょっと不便ですけど、アレは慣れだと思います。今のうちに慣れておいた方がいいかと思います。
ウチのはなんであんなに不安定だったんだろ、と思うほどひどかった(OSをクリーンインストールしてもダメ)ので今ので喜んでるんですが。ひょっとしたら第11世代向けアルゴリズムをパフォーマンス重視にしたのが不安定の元だったのかも知れません。11のエンコード速度が落ちたのは安定重視に戻したから?
自作の楽しみ (hvfz25winder)
2021-10-28 16:16:26
いつも興味深い情報ありがとうございます
昔はインテルが独占価格に近かったのでAMDで組んでましたが、最近は売れるとなったら、AMDよオマエもか価格
現在、3700Xですが、新しくする気も失せました。
いろいろ使いまわしてマザーとCPUだけ交換していた時代とは隔世の感があります。あの頃は楽しかった。
自作の楽しみはどこへ?今は完成品を買ったほうがいいですね。疲れますし
Unknown (siinamon)
2021-10-28 17:14:45
> hvfz25winderさん
AMDは以前もそんなでしたよ。
Pen4時代にATHLON64X2 4800+が出たときの価格は強気も強気でした。
会社のアプリの性能評価に出来るだけ速いPCが欲しくて買った時の価格は9万オーバーだった記憶。
自分もそれまでK6-2やDuronとかで遊んでただけに衝撃の値付けでした。
実際、CORE2が出るまでのAMDも無双してたからライバル居ない市場は良くないと思いましたね…
Unknown (krmmk3)
2021-10-29 13:50:03
>hvfz25winderさん
わたしは、今のAMDは高価格でも出しても売れるほどの高性能の製品を作れるほどの認知度を得た、と解釈しています。Intelが性能の割に高かっただけですね。むしろ今は高性能モデルのコスパはよくなっていると思いますよ。ただ、低価格帯はどちらのメーカーも手を抜いてますけど。

>siinamonさん
高かったですねぇ、939のAthlon64x2。あれを思い切って買ったとき、ひょっとしたらもうCPUを単体で買うことはないかも・・・とさえ思っていました。

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事