録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

これぞ真のW! エスケイネットの新型キャプチャー

2005-10-21 23:20:49 | 意味なしレビュー
ここんとこ、数あるキャプチャーボードメーカーの中で、唯一高画質化競争に
参加していなかったエスケイネットから、久々に画質補正機能付キャプチャー
ボードが出た。最近流行りのWチューナーモデルである。

http://www.sknet-web.co.jp/sknet/news_release/news_mtv5hdf.htm

まあ、最大のウリはロープロファイル対応ということだろうが、わたしが
もっとも注目した点は、キャプチャーボードには珍しい「入力端子2系統
装備」という点である。しかも、W録画対応だから、2番組同時外部入力
録画可能! これが可能なのは他社ではカノープスの「MTVX-WHF」くらいし
か無い。ただし、MTVX-WHFは2系統ある代わりにサイズも2倍で値段も
高級品の2倍と、かなり現実ばなれしたモデル。正直(筆者のような)物好き
や高級嗜好でもなければ買わないモデルである(ちなみに持ってない)。
一方、今回発売の「MonsterTV VH-Dual F」はむしろサイズは小さい部類に
入る。おそらく、値段も2万円台半ばというところではないだろうか?
チューナー・入力とも2系統あれば、完全に1枚で2枚分だ。普通なら2枚差
でようやく実現する機能を1枚で完全に実現出来る。しかも、ロープロ
ファイル。これぞAVパソコンに待ち望まれたボードだ! と言える。

ただし、不安がなくも無い。機能面ではゴーストリデューサが搭載されて
いない点があり、基板の写真を見ただけだが、A/Dデコードチップが
CONEXANT製らしいというところもある。わたし個人の好き嫌いの問題で
はあるが、CONEXANT製チップの色があまり好きではないのだ。10ビット
処理という数字上のウリはなくなってしまうが、先代のPH-GTR系の
ようなPhilipsチップか、同じ10ビットなら値段はアップするもののNEC
チップにして欲しかった。
あと、不安点といえば、PH-GTRで悩まされている"録画の失敗しやすさ"
である。やたら電波の乱れに弱く、わずかでも「気に入らないと」そく録画
を中止してしまう。しかも、そうなったらパソコンを再起動させないと
にっちもさっちもいかなくなってしまうこともしばしばある(現役です)。
今回はTBCもついているし、チップは全面的に入れ替えられているし
大丈夫だとも思うが・・・。

理想的な機能をもっている反面、過去の経験から見られる不安要素も満載。
だが、あえて一枚選んでみるならこれ! と言ってもいい製品である。
ただ、わたしはパソコンのキャプチャーボードは2枚差が当たり前になっちゃ
ってるので、今回はパス。
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