録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

ミズテリーゾーン、予約したのが届いた

2013-09-19 23:30:39 | 特撮・モンスター映画
隔週刊 ミステリー・ゾーンDVDコレクション 2013年 9/18号 [分冊百科]
アシェット・コレクションズ・ジャパン
アシェット・コレクションズ・ジャパン


「ミステリーゾーン」、アメリカでの原題は「THE TWILIGHT ZONE」で、日本では"トワイライトゾーン"と呼ばれることが多いのですが、日本ではミステリーゾーンのタイトルでTBSで放送されました。それ以前に「未知の世界」のタイトルで日本テレビで放送された分もあるようですが、少なくとも現在発売されている分は「THE TWILIGHT ZONE」の第一期初期の作品が収録されています。第一巻を購入・視聴した瞬間に全巻購入を決意し、ネットから全巻予約を入れました。SFオムニバスの原点であり、のちに「ウルトラQ」にも影響を与えた(どちらかというと"トワイライト・ゾーン"の影響を受けてやはりアメリカで作られた"アウター・リミッツ"の影響の方が大きいようですが)とも言われています。先日「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」として「ウルトラマン」がギネス認定されましたが、その「ウルトラマン」の原点である「ウルトラQ」は「THE TWILIGHT ZONE」なしには作られなかったかもしれなかったのです。もっとも、それゆえに当初の「ウルトラQ」はあまり怪獣が出る予定がなく、テレビ局側の要望で怪獣の出る話を多く作ったのが「ウルトラマン」につながったようなので「THE TWILIGHT ZONE」の影響は後の人間が思うほどではないかもしれませんが。

それでも、わたしみたいなSF(モドキ)映画好きには欠かせない原点の作品です。前にCSで一部の放送を見たことがあるだけだったのですが、面白かったのでぜひもっと見てみたかったのですよ。ちなみに公式サイトのFAQによると「最終号は84号の予定」となってますが、予約特典の「ミステリーゾン全作をディスプレイできるオリジナルケース」は21巻までしか入らないのですが、どっちなんでしょ。計4回ボックスが届くのでしょうか。まぁ全巻でないうちに打ち切り、なんてことはこの業界よくあることなのでなるべく続くことをなによりも期待してます。

ストーリーは50年前なので多少古さを感じなくもないですがしっかりと作られているので今見ても大変面白く見られます。どこかで見たような覚えのあるストーリーが多いようですが、もちろんそれは後の多くのドラマやマンガが「ミステリーゾーン」のストーリーやアイディアをいただいて作られたためで、こちらのせいではありません。ただし、「ああ、あんなストーリーなんだろうな」という期待を持ってみていると、必ずどこかで少しだけ裏切られる感触を覚えます。それは尺の関係か狙ったのか、本来描くべきである途中の過程がかなり飛ばされて構成されているように見えるため、見る人によってラストを迎えたときに感じる印象が異なるからでしょう。とあるエピソードをわたしは「悲しいラスト」と見ましたが、解説書によれば「感動的なラスト」とのこと。それを踏まえたうえで見直せば、確かに見る人によってはそう取るだろうな、と思えなくもありません。ただ、どちらをとるにしてもそれを他人に伝えるには脳内でストーリーをある程度補完してやる必要を感じました。ミステリーゾーンをマネした人たちも、そういう意識があったかどうかはわかりませんが、自分の脳内補完を加えたうえで作品化した人は少なくないでしょう。それらを見た覚えがあるからこそ、「ミステリーゾーン」はある意味裏切られる、現代の視点で見ても面白い作品群となっているのです。

さて、その二巻が届きました。今後は4週間ごとに2巻分ずつ届くそうですが、これは1巻遅れてくるということなのでしょう。うーん、少しでも早くみたいというのなら予約して届けてもらうより書店で1巻ずつ購入した方がいいのかも、逆ならいうことないのですが。
ところで届いた箱には2巻と組立ケース、それと払い込み取扱票(コンビニとかで払うやつ)が入っていて「商品到着後10日以内に、お支払いください」と太字で書いてあるじゃありませんか。なんでやねん、いちいち払うのが面倒なのでクレジット払いにしたはず・・・と思ってみるとバーコードは記載されておらず、代わりにクレジットにて決済させて頂きます」の記載が。納品書の代わりなんでしょうけど、他にやり方なかったんでしょうけど、こういう焦らせるのは勘弁してほしいものです。DVDは画質も50年前のテレビ用作品とは思えないほどよく、商品自体はいいものだけにこの部分で少し興ざめさせられたのは残念でなりません。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TPP、知的財産権はACTA準拠 ... | トップ | 増税で考えるテレビの買い時 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (怪盗紳士)
2013-09-21 10:41:09
なかなかソフト化されないものがこのような形であっても販売されるのはありがたいですよね。

ディアゴ~みたいに、1,2号だけ店頭で、あとは通販。いつ完結するか先が見えなかったり、全部そろえるとすごい金額になってたり
けれ、キットで買う方が早くて精度も良くねぇ?なラジコンものとかありますし・・・w

男の子はコレクター気質なので、ついつい集めちゃいますよね~~
返信する
Unknown (krmmk3)
2013-09-22 01:18:42
>怪盗紳士さん
アウター・リミッツと違って通常DVDがまだ出ていないシリーズなので、とてもありがたいです。一気にボックスが出るより買いやすいですし。
少しずつ部品を買って組み立てるタイプはちょっと買うのは厳しいですね。場所もとりますし。
コレクションものはつい集めたくなります。この間も「ラリーカーコレクション」の表紙に"ランチャ・ストラトス"が出ていたのを見たらつい買いたくなり・・・ぐっと我慢しました。多分全部買いたくなるので。
返信する
Unknown (ねこ)
2013-09-25 23:09:02
こんばんは

ミステリーゾーン、、懐かしいですね。

だいぶ前に、米で英語オリジナル版(BD)と1次リメイク版(DVD)が発売されたときに入手していたのですが、このような古いTV番組は、やはり吹き替え版でないと当時の雰囲気が伝わってきません。

リアルタイムでは再放送を見ていましたが、野球などのシーズンオフ時間帯に組込まれていることが多く、最終回まで放送されることはまずなかったので、通しで全部見てみたいものです。

84号まで3話ずつ収録されているとすると、1959年からの本シーズンだけで無く、1985年~、2002年版なども全部収録ということになりますが、そうだとするとかなり魅力的ですね。

さて、このDVDは最後までたどりつけるのでしょうか?
返信する
Unknown (krmmk3)
2013-09-26 23:30:12
>ねこさん
刑事コロンボだったり奥さまは魔女だったり、吹き替えで定着した番組はやはり吹き替えで見たいですね。ミステリーゾーンの場合はどうしても吹き替えされていないものがあるので一部は仕方ないようですが。
隔週で84巻となると、3年以上かかりますからねぇ。全部そろえたいですが正直完走は難しいと思ってます。完走したらしたで「次はアウター・;リミッツがみたい」と言う要望が多く来るでしょうし。
返信する

コメントを投稿

特撮・モンスター映画」カテゴリの最新記事