VSシリーズでは「ゴジラVSメカゴジラ」「VSスペースゴジラ」「VSデストロイア」の三本連続で麻生司令官を、ミレニアムシリーズでは「ゴジラXメカゴジラ」「「ゴジラxモスラxメカゴジラ 東京SOS」では総理大臣になる政治家五十嵐を、「ゴジラ FINAL WARS」では轟天号の艦長としてゴジラと戦う役を演じられた中尾彬氏が亡くなられたことが発表されました。ご冥福をお祈りいたします。
しかし、この界隈ではそちらよりも話題となっているのは「ゴジラVS.コング」「ゴジラXコング 新たなる帝国」の二本を立て続けにヒットさせたアダム・ウィンガード監督が次回作からは降板する、という話です。
何か問題があっての降板ではなく、予定が多すぎて担当するのが困難である、という理由でのことのようですから仕方ないですね。海外のファンの間ではこの発表に憤りを感じ、「戻ってきて欲しい」との声が多いように思います。一方日本の怪獣ファンからは「残念」というこえが聞こえつつも、どことなく奥歯にものの挟まったような言い回しにも聞こえます。この二本、世界的に見れば大ヒットで間違いないんですが、日本の怪獣ファンから見ると少しずれた、「こうじゃないんだよなぁ」作品になっていたもので、ウィンガード監督が外れて路線が変更されることにほっとした人もいる印象です。実はわたしもそうだったりしますので。ただ、モンスター・ヴァースシリーズの初期作「ゴジラ」「ゴジラ キング オブ モンスターズ」は一部で高い評価を得つつも、売り上げという点ではシリーズの存続を危ぶませた作品でもありますので、これらの作品のようなタイタンを"怪獣"として不気味さと神々しさの雰囲気で描く原点回帰は難しいかな、と思ってます。
「新たなる帝国」ではほとんどゲスト扱いだったゴジラ。コングが絶対的主役として書かれた作品では仕方ない話ですが、次回こそ主役に返り咲いてほしいものです。コングがキングコングへと昇り詰める過程はウィンガード監督復帰作まで取っておきましょう。
「ゴジラ FINAL WARS」の轟天号の艦長?ドン・フライじゃないの?と思ったのですが、旧轟天号のほうの艦長でしたね。失念していました。個人的にはミレニアムシリーズだと機龍2部作での五十嵐隼人総理大臣。どちらの作品でも機龍の再出撃を決断する場面の印象が強かったです。
終活されていた、という報道もありますので体調が悪くても最後まで頑張り続けていたのでしょうね。
FINALWARSは冒頭でセリフも少ないんですが、上田耕一氏と二人で指揮を執る姿がVS好きにはたまらないカットでして印象は強かったです。そのために五十嵐を忘れてました。付け加えておきます。
ゴジラ-1.0
ゴジラ-1.0/C
シン・ゴジラ
シン・ゴジラ:オルソ
GODZILLA アニメ3部作
ゴジラ S.P <シンギュラポイント>
恥ずかしながら「シン・ゴジラ:オルソ」は作品の存在自体を知りませんでした。
わたしも、オルソに関してはBDが発売されるまで知りませんでした。BD専用バージョンかも知れません。-1.0/Cが割と受けたからシン・ゴジラもモノクロにしよう、って気になったんでしょうけど、時代も違うし合わないと思うのです。
シンギュラをこの機会に見直せるのは嬉しいので全部予約。一挙放送なのでいろいろ大変ですが。
ゴジラ-1.0は戦後間もない時代が舞台なのでモノクロ化はまだ分かるのですが近現代が舞台のシン・ゴジラでモノクロ化をやる意味が正直分からないです。まあ、やってみたかったからやってみた程度なのかなと。オルソとかいって単なるモノクロ化でない付加価値をアピールするのは商売上手なんでしょうね。
シンギュラポイントは以前録画はしてあるのですがBS11なので余計なウォーターマークやテロップ多いので今回の放送分でリプレースです。今回万が一失敗しても8月にリピート放送もあるのがありがたいです。
シン・ゴジラ・オルソは見ても理由がよくわかりませんでした。CG臭さが緩和されるのかと思ったのですがそうでもなく、むしろ通常シーンさえ不自然に感じるように思います。本当にやりたかった、だけみたいですね。
WOWOWはテロップないだけでもありがたいですね。多分素材も高画質なものを使っているでしょうし、初回放送版はそれはそれで残しておいて、観賞用にWOWOW保存します。