パナソニック、大型有機ELテレビ発売を表明 日本には来る？ ソニーも

東京来てます。例年だとこの時期でも暑くて汗が出てくるのが東京ですが、今年は少し寒いみたいですね。

さて、前回書きました記事は、基本的に最悪の状態を想定してのことです。テレビ業界というものは、希望を持って未来を期待するほどバカを見る、というのはここ数年のウォッチングで嫌、というほど思い知らされていますから、考えうる最悪を予想にしておく、くらいでちょうどいいと思って書いたものです。ゆえに一部間違いがあったりしますが、まぁ軽く見逃してくださるとありがたいです。今がお買い得時期の一番候補であることは間違いないわけですからね。

さて、そんな間違いのひとつとして、ソニーに代わってパナソニックが有機ELテレビの大型化に名乗りを上げたことがありますね。

パナソニック、大型有機ＥＬテレビ発売へ

パナソニックが有機ＥＬ、というイメージはなかったのでちょっと驚かされました。記事内にもありますが、プラズマを縮小しなければならないため、その穴埋めとして有機ELに白羽の矢がたったのでしょうね、本当の液晶テレビの次の主役が登場するまで。
ただ、気になることが。数あるパナの有機EL報道の中で上記のリンクを選んだのは

・画面サイズは50型以上
・北米優先、日本は後回し

の二点を「みられる」とふってはいるものの、はっきりと書いているからです。いずれも日本市場の軽視の意図がはっきりと感じ取れます。50型以上のテレビを好むのは北米ですからね。32型ですら大型と考える消費者の多い日本をターゲットに考えるのなら、大きくても42型を最小の型にする必要がありますから。プラズマはそうやっていましたし、有機ELだってできるはずですしね。50型なんか発売されても、買える家庭は少ないですよ。テレビがいくら大型ばかりになったからといって、家が広くなるわけではないですし。
そこまで触れているのはこの産経の記事だけですので正しい、とは限りませんが、最小で50型ではなく、最大で50型であってほしいですね。北米の嗜好に日本人も合わせろ、なんてのは無茶な話なんですから。

追記：
コメントで情報いただきました。ソニーも有機ＥＬテレビからの撤退を否定、大型テレビへの参入を検討とのことです。

ソニー「有機ELテレビ撤退」を否定 「大型開発を視野に入れている」と明言

あえてソネットニュースで(笑)。なんか韓国勢が本気なんで、あわてて表明だした、って気もします。この直前まで「海外でも撤退」の報道を否定してなかったんですから。この記事でも「日本からの撤退の理由」しか、それも前から繰り返されてきた説得力に乏しいものを書いてあるだけですし。小型パネルのノウハウを使い、自社開発するのか、それともまた買ってくるのか・・・パナソンックと違ってそこらへんを名言してないところがミソです。