どうもブログを観てる一部の読者の方々が誤解しているようなのでお断りしておきたいことがある。それはスナップオンという商売が儲かって俺が金持ちだと思っているということだ。まあ、このブログでさんざんオーディオやハーレーの話をしているからだと思うが、その解釈はちょっと待って頂きたい。家はお陰様で自己所有だが中古である。それも昭和40年代の建築物である。家族5人なのにリビングは今時6畳しかないし。風呂もびっくりするくらい狭い。マイカーも10年落ちノキャラバンを知り合いから譲ってもらったもので、まだまだ乗るつもりである。飯もそんなに豪勢なものは食べないし、俺自身タバコの吸わなきゃ街へ飲みにも行かない。結局何を言いたいかというと俺の場合金の使い方が一般の方々の普通な使い方とは違うということだ。
何でも平均的にお金を使うとする。夫婦で共働きと仮定しよう。なんとか夢のマイホームを新築で建てて、新車でマイカーを2台買う。子供を塾やスポーツ教室に通わせたりする。貯金もそれなりにしたとする。これが一般的な家庭の一般的なお金の使い方だ。これで目いっぱいな状態だ。最近は残業代やボーナスも減っているからもう少しきついかもしれないがかつての平均的な家庭はおよそこんな感じのお金の使い方ではないか。
つまり平均的にお金を使うか、それともメリハリをつけて使うところにしっかり使うか。うちのオーディオシアターシステムなんて新車1台で十分お釣りがきます。なんなら俺に相談してくれれば安くて満足のいくオーディオシアタールームの入手法を伝授して差し上げます。お金持っててなんでもかんでも高いもの買って満足するのはお金持ちに任せれば良いのであって、俺みたいな庶民こそお金の使い方にこだわるべきなのである。こだわりたいところには出来る限りお金をつぎ込む。勿論自分の身の丈を忘れない。使わなくていいところは平均以下でいい。欲しくないものにこだわる必要はない。例え全てこだわりたくても優先順位を決めて我慢するところは我慢する(俺はこのとき妄想して楽しむが)。
あと俺が大切だと思う金の使い方として、いずれ売り払ってしまうものには極力金を掛けないということだ。読者の皆さんなら御存知俺のハーレーは俺が22歳のときにこだわって購入した大切な宝物だが、18年経った今も現役で俺の傍に居る。これからもずっと一緒だろう。ハーレーは高かったが一生乗り続けるバイクだ。こんな安い買い物は無い(と思っている)。なんせ勝手に他人が金持ちだと誤解してくれるのだからね。こだわった金の使い方をすると高いもののように見せるワザを身につけるようになる。モノにこだわるとモノの良し悪しが判断出きるようになる。一点豪華主義ではないが身の丈よりも質の高いものを手に入れることが出来る。ところが平均的なお金の使い方をすると平均的なものしか手に入れることは出来ない。勿論それで良いと思う人に俺のお金の使い方を強く勧める必要はないが、おそらくその人は一生平均的な人生を送るのだろうと想像している。平均が良いとか悪いとかじゃない。満足出きるか出来ないかの問題だ。
自営業であるからなのかもしれない。平均を求められるサラリーマンを辞めたからなのかもしれないし、そういう素養を持っていたからなのかもしれない。お金持ちではないけれど自分が「これは!」と思うモノにはこだわりたい。こういうお金の使い方のお陰で本当の意味での無駄使いはしていないと思っている。若い方には是非モノにこだわって日本経済のためにどんどんお金を使って頂きたい。かくいう俺もこの歳にしてほとんど貯金は無い。これと思うものにはどんどんお金を使う。これは一種の先行投資だ。実際モノへのこだわりからモノつくりへの姿勢が見えてくるから面白い。生きたお金の使い方をしたいものだ。
PS.さすがにそろそろ貯金したほうがいいかな、とも思っている(爆)。
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