仮設住宅が当たって

健康増進体操を済ませコーヒー片手に、数独を始める
ここ２～３日同じ処から進まず持ったエンピツで頭を掻き毟って
ばかりついつい反動で甘い物に手が伸びてしまう
主人は薄日のなか、歩いてくると出かける
あぁーやっぱり難しいやめようっと　　そう思いながらも眼は数字を
追いかけイスから離れられない

にらめっこしていると携帯の呼び出し音　あっ宮城からだー
そういえば仮設住宅が当たったとか、先日話していたっけ
四畳半二間に夫婦で移り住み、やっと集団生活から解放されたと
声が明るいライフラインも整備され、お風呂も付いていて、とっても
嬉しいと　　何よりプライバシーが確保され、それが一番と喜んでいる
経験した者じゃないと分からないと思うけど、結構辛かったと話される
想像しただけでも大変だと思う本当に早く、少しでも早く元のような生活が
出来るようになることを願ってやまない
お父さんが帰ってきたら早速、報告しなければ誰よりも妹たちのことを気に
かけているのだから---------嬉しそうな主人の顔が見えるよう