うるおい

昼休みのほんのつかの間、わずかに日が射した。 道の上にできた水溜まりにその光が映し出され、キラキラと輝く。
久しぶりのまとまった雨は、緑に貴重な潤いを与える。雨を湛えた葉っぱも、いつも以上に輝いている。
潤いがなければ、僕らも、みんなも輝きを失ってしまう。だが、僕らは雨を受けたからといって潤うわけでもない。だから、今日も明日も歩いていく。

個性

この辺りではまだ、早咲きの桜は見かけない。その代わりという訳ではないだろうが、一本の梅の木がたくさんの花を開かせている。これが複数の木々だったらまた趣が異なるのだろうが、一本であることで存在感が増している。「孤高」という感じだろうか。

梅も桜もそれぞれ特徴を持っていて、どちらか一方だけでいいというものではない。それは全てのものについて言える。

ところで、春は恋の季節だから、また一歩踏み出してみようかな？と思う。「性格の不一致」で別れることがないよう、初めから性格の合わない人を探してみるのもいいかもしれない。そう、性格が一致する人を探す方が難しそうやし…