旅人算

買い物を終えて駅の改札に入ると、あるポスターが気になった。某銀行のもので、彼女の顔がアップに写り、「貫地谷しほりの…」というコピーが入っていた。
前から彼女がキャラクターになっているのは知っていたが、これも「ちりとてちん」人気の影響だろうか…とぞ思う。

で、先日からノベライズ本を読み始めた。読み進めていると、ほとんどの場面が脳裏に浮かんでくる。そして、涙したシーンの部分では同じように…
上巻の半分くらいまで読み進めたが、再来週土曜日の最終回の前までに、そこまでを読み終えられるよう調整しながら読み進めようと思っている。

ブルーとグレーのあいだ

闇に包まれる前だからか、それとも曇り空がだからか、すっきりしないが、なぜか美しく思える空の色だ。止まっている電車の、光沢のない金属色と合っているからかもしれない。
家路を急ぐ人たちのうち、いったいどれくらいの人が、刻一刻と変化する空の色を車窓から楽しんでいるのだろうか。
いつもと同じ景色は、いつもと同じではない。

ブルーとグレーの間には、様々な色がある。明日、空を見上げても、今日の空の色を思い出すことはないだろう。でも、「昨日とは違う」と気付くだけでも、何だか嬉しいような気がする。

フライング

やはりまだ、コートが必要な陽気だ。それでも、あちこちに春の訪れを感じる。それとともに、沈みがちな気分もほんの少し浮かび上がってくる。道端の桜の木が花を咲かせていた。早すぎるとも思える開花には、何かしらのメッセージが込められているのだろうか…

三寒四温

昨日の暖かさに比べ、寒さを感じる。吹く風も冷たい。光を受けた木の葉がこの風に揺れ、刻々とその色を変えている。

この時期は気温の変化が激しい。外は寒いからと、気を遣ってかけてくれた暖房に汗が滲み出て、また外に出ると余計に冷える… 服で調整しようとしても、混雑した車内ではそれも難しい。
さて、この時期をどのように乗り越えようか…と思う前に、躓いてしまった。