Team 申 プロデュース公演 『時には父のない子のように』
劇場:京都府立文化芸術会館
期日:2005/6/18
作/演出:蓬莱竜太(モダンスイマーズ)
出演:佐々木蔵之介,佐藤隆太
佐々木蔵之介氏の舞台は。惑星ピスタチオ時代には通ったのだけれど。その後といえば『Vamp show(2001年)』のみ。でも。久しぶりの関西弁による芝居だ、なんてあおられると。行かねばなるまい。ただ、言わせてもらうなら。劇場まで遠いよ、蔵りん。。それでも頑張れたのは。愛やな(断言)。
大阪芸人の役なので。期待した京都弁ではなく(良いよね、男性の京ことば)。どちらかというと、ちょっとインチキくさい(標準化を図った)大阪弁。
一代芸を築いた父親の。芸を継承することを選んだ兄と、東京で自由勝手をする弟。客に求められるのが、自分自身ではなく父であることに抗えない兄。飛び出しても自由になれない弟。父は。才能の足りない兄を、後継者として仕込みながら。見込んでいる弟に、珠玉のネタ帳を送り続けた。父である前に芸人だったからこその、身勝手。
息子たちは。父の死をきっかけに。いままで話さずに、話せずにいたことを。ゆっくりと、少しづつ、語り始める。父とは違う。判りきることが出来ない。同じ域まで辿りつけない。ならば。呪縛を解いて、別の道を歩こうと決めていく。芝居の落としどころとしては、無難。でも。いままで信じて続けてきたことを、転換するなんてことは。簡単には無理で。それでも変えて生きざるをえないところを。丁寧に描いていたし、演じていたと思う。
ずっと標準語で話していた隆太君が。激情し、(設定上)生まれ育った大阪弁に戻って話す場面は見ものだった。彼が何度も何度も練習しただろう、慟哭の台詞は。ずっと蔵之介さんが話し続けていた言葉と共通で。一緒に育ちながら、距離をもってしまった兄弟の哀しみとして。鳩尾(ミゾオチ)に入って、いまだちょっと重い。
二人芝居は。逃げ場がないと演者はいうけれど。人数が少なくなるにつれ。観客にも逃げ場はなくなっていく。一人芝居を観るときなどは。できれば後方の席を選びたいほどだ。
今回の脚本は、宛てがき。それが。若い隆太君に仕掛けさせ、受けて動く蔵之介さん、という構図だと。大物になってしまったんだなぁ、なんて。ふと寂しくなる。だけど、パワー勝負なシーンもあって。たいへんおいしくいただきました。ごちそうさまでした。
昨日(6/18)の記事があるからね。続かないよ。(←それって続いてないかって?)
劇場:京都府立文化芸術会館
期日:2005/6/18
作/演出:蓬莱竜太(モダンスイマーズ)
出演:佐々木蔵之介,佐藤隆太
佐々木蔵之介氏の舞台は。惑星ピスタチオ時代には通ったのだけれど。その後といえば『Vamp show(2001年)』のみ。でも。久しぶりの関西弁による芝居だ、なんてあおられると。行かねばなるまい。ただ、言わせてもらうなら。劇場まで遠いよ、蔵りん。。それでも頑張れたのは。愛やな(断言)。
大阪芸人の役なので。期待した京都弁ではなく(良いよね、男性の京ことば)。どちらかというと、ちょっとインチキくさい(標準化を図った)大阪弁。
一代芸を築いた父親の。芸を継承することを選んだ兄と、東京で自由勝手をする弟。客に求められるのが、自分自身ではなく父であることに抗えない兄。飛び出しても自由になれない弟。父は。才能の足りない兄を、後継者として仕込みながら。見込んでいる弟に、珠玉のネタ帳を送り続けた。父である前に芸人だったからこその、身勝手。
息子たちは。父の死をきっかけに。いままで話さずに、話せずにいたことを。ゆっくりと、少しづつ、語り始める。父とは違う。判りきることが出来ない。同じ域まで辿りつけない。ならば。呪縛を解いて、別の道を歩こうと決めていく。芝居の落としどころとしては、無難。でも。いままで信じて続けてきたことを、転換するなんてことは。簡単には無理で。それでも変えて生きざるをえないところを。丁寧に描いていたし、演じていたと思う。
ずっと標準語で話していた隆太君が。激情し、(設定上)生まれ育った大阪弁に戻って話す場面は見ものだった。彼が何度も何度も練習しただろう、慟哭の台詞は。ずっと蔵之介さんが話し続けていた言葉と共通で。一緒に育ちながら、距離をもってしまった兄弟の哀しみとして。鳩尾(ミゾオチ)に入って、いまだちょっと重い。
二人芝居は。逃げ場がないと演者はいうけれど。人数が少なくなるにつれ。観客にも逃げ場はなくなっていく。一人芝居を観るときなどは。できれば後方の席を選びたいほどだ。
今回の脚本は、宛てがき。それが。若い隆太君に仕掛けさせ、受けて動く蔵之介さん、という構図だと。大物になってしまったんだなぁ、なんて。ふと寂しくなる。だけど、パワー勝負なシーンもあって。たいへんおいしくいただきました。ごちそうさまでした。
昨日(6/18)の記事があるからね。続かないよ。(←それって続いてないかって?)
ようこそいらっしゃいませ~。
またのお越し、とっても嬉しいです!
この芝居、大阪以上に東京では激戦チケットだったようですね。
二人の関係は、隆太君が蔵之介さんに全幅の信頼をおいてぶつかる姿が、ほほえましく。
これきりと言わず、またぜひ競演してくれることを期待したいです。
P.S.『近代能楽集』 いけることになりましたぁ(喜)。
ようこそお越しくださいました~!ほんとだ、遅い時間。今日一日ねむくなかったっすか?
え?ほんと?かぶってない?
きゃ~。たった1200名の芝居仲間なのにぃ(笑)?
ぜひ、また遊びに来て、おすすめ芝居をおしえてくださいませ!
そうそう。『天保十二年のシェイクスピア』、大阪で演ってくれるのは嬉しいんだけど。
噂ではチケ代、16,800円ですって!?痛たた。。
私は、残念ながら見れなかった舞台・・・。
そして、見たかった舞台。。。。
読んでて、見に行けばよかった!!!と
後悔の念が再び。
また、御邪魔しマース。
というわけで、こんばんは!帰りの電車でご一緒させて頂いたゆきまるです。
さっそく来ちゃいました~
ざっと拝見させて頂いて、見事に見た舞台があまりかぶってないことにびっくり!
昨日の申は奇跡だったのか!?
でも『天保~』は見たくて見たくてたまらないのに、
てっきり東京でしかやらないと思っていたので大阪もあると知って
勉強させていただきました!釣りに続いて(爆)
こんなアホコメントしか書けませんが、また遊びに来させて頂きますね~