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観世能楽堂で卒都婆小町、石橋◆能『杜若』は「伊勢物語東下り」のさわり

2013年04月14日 | 俳句

平成25年4月14日午後1時、渋谷の観世能楽堂で故小早川泰士23回忌追善能

舞囃子、天鼓、小早川康充、地頭、浅井文義、笛、五反田智子

卒都婆小町、小早川修、宝生閑、大日方寛。

狂言、鈍太郎ー野村又三郎

独吟、放下僧、浅見真高

舞囃子、松風ー観世清和、地頭、岡久広、笛、藤田次郎、小鼓、曾和正博、太鼓、安福建雄

弱法師、観世芳伸、江口、関根祥六、墨田川、野村四郎、融、山階弥右衛門

石橋ー小早川泰輝

2月24日午前10時、国立能楽堂2階大講堂で「隅田川」謡音読会

3月24日                   「卒塔婆小町、石橋」

◇2006年11月24日夜は、渋谷の観世能楽堂で「砧」能と狂言「柑子」。
過日、伊勢物語に材を取った能「杜若」を観世能楽堂で見た。

伊勢物語は江戸時代まで最も読まれた古典である。なかでも「東下り」は好まれたようである。そなかで最も美しい景色がカキツバタの八ツ橋の段である。
説話物語の類型の一つに貴種流離談があって都の貴人が地方をさすらっていくことに、我々の先祖は涙したのである。

またこの場面はかずかずの絵画に描かれたようなに景色として美しい。鎌倉街道沿いの知立に在原寺、逢妻川対岸の豊田に業平塚がある。

カキツバタは五月の節句に用いられるように霊力のこもる「神のよりしろ花」である。