手話通訳者のブログ

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統一試験/実技

2016-08-14 16:30:06 | 手話
実技試験は、2つ、行われる。

(1)読み取り通訳
出題者である、ろう者のビデオが流れる。
受験者は、ひたすら見る。
もう一度、見るチャンスを与えられる。この時、メモをとることが認められる。
2回目を見終わったら、原稿用紙に、制限時間内に、指定文字数以内で、内容を書く。
なるほど。
この試験の特徴は、手話を読み取ることができても、文章構成力がないと合格できないことやな。
読み取りができても、指定文字数以内にまとめることができなければ、読み取れなかったのと同じ結果となってしま
う。


(2)場面通訳
  これは文字通り、実際の手話通訳の場面を想定して行われる試験。
  ろう者と、聴者が、画面に映っている。
  つまり、仮想通訳現場である。
  聴者が話すことを手話で表し(聞き取り通訳)、ろう者の手話を日本語にする(読み取り通訳)。
  これを交互に行っていく。