手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

手話通訳世界の格付け

2016-08-04 12:51:53 | 手話
わしらの地域では、一般的に、「手話通訳者」という言葉は「有資格者」という意味で使われることが多い。
手話通訳者を目指している人たちで、所定の講習を受けて登録すると、「手話奉仕員」となり、ボランティアで手話通訳活動をする。
さらに、手話奉仕員にもなっていない、「手話ボランティア」の方々がおられる。

俺は一応「手話通訳者」だから、地元の肩書きランクとしては最上位。
でも、手話奉仕員の方々や手話ボランティアの方々を見下したことは一度もない。

手話奉仕員の方々は完全ボランティアで、交通費さえ自腹である。
それなのに、「私でよければ」という姿勢で通訳に臨む。
手話通訳者は常に、この姿勢を見習う気持ちが必要であろう。

さらに、手話ボランティアの方々は実に生き生きと手話を学んでいる。
手話通訳者たちも、かつては、あのような時代があったはず。
手話ボランティアの皆さんから学ぶことも多い。


補足としてつけ加える。
地域によっては、有資格者のことを「手話奉仕員」と呼んで、資格の有無は関係なく、手話通訳する人のことを「手話通訳者」と呼んでいるケースもある。
わしらの地元とは逆やね。