新生日本情報局

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新型コロナウイルス感染対応も台湾海峡を巡る日米台3ヶ国の対応も今年が山場、勝負の時期だ!!

2021-04-21 00:00:00 | 防衛
かつて、経営の神様と言われた、故P・ドラッガー氏は、晩年、雇用の変化やIOT化の進化が早まっている事を鑑みて、「新情報革命」という概念が必須になる、と論じました。

これは、時代の変化により対応した企業や団体等の組織力やイノベーションを進め、人材の発掘や育成を強化する事が、生き残るため、発展繁栄するための基礎になる、という考え方です。

中国発の武漢ウイルス・中国ウイルス・新型コロナウイルスによる新型肺炎の世界的な爆発的流行が、テレワークや多くの業界・業種に変化を強いる事になり、皮肉にもその考え方が必須になる事を世界に示しています。

そして、今後の世界情勢や社会情勢の変化が、即、私達の生活や生き方そのものに大きな影響を与える事になり、逆に私達の生活や生き方の変化が、世界情勢や社会情勢の変化を促す事にもなるという、「双方向変化」も加速しています。

政治や社会の変化に無関心、という考えは、もう駄目ですよ!!


4月19日にzakzak by 夕刊フジが「東京・大阪、再び緊急事態宣言危機 「蔓延防止」も歯止めかからず、ワクチン確保見通しの9月までがヤマ場」の題で次のように伝えました。

『大阪府は週内にも政府に3度目の新型コロナウイルス緊急事態宣言を要請するかどうか判断する。東京都も宣言要請を視野に入れるが、先週時点で緊急事態宣言の目安となるステージ4(爆発的感染拡大)に10都府県が該当しており、対象地域が拡大する可能性もある。9月末までに接種対象者全員分のワクチン確保の見通しがたったが、これが最後の大きなヤマ場となるのか。



 19日で蔓延(まんえん)防止等重点措置から2週間となるが、吉村洋文知事は、変異株の猛威で感染に歯止めがかからない状況を見極めて強化すべき対策を判断する。

 大阪は18日の新規感染者が過去最多の1220人だった。重症者286人まで増えて重症病床はすでに不足し、42人が軽症中等症患者で治療している状況だ。

 東京の小池百合子知事も「先手の対応が不可欠だ」と強調し「緊急事態宣言の要請も視野に入れ、スピード感を持って検討するよう職員に指示した」と述べた。東京の18日の感染者は543人で、日曜日としては1月31日以来の500人超え。9人が参加した河原でのバーベキューで感染したケースもあった。

 厚生労働省の最新の指標では、大阪と兵庫県が、確保病床使用率と入院率、重症者の病床使用率、療養者数、陽性率、新規陽性者数が全てステージ4だ。

 沖縄県は確保病床使用率と療養者数、陽性率、新規陽性者数がステージ4。ほかにも奈良県が3項目、宮城県が2項目、東京と三重、和歌山、徳島、愛媛の各県で1項目が該当している。

 重点措置については新たに20日から埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県を対象に追加するが、先行して実施している地域ではこれまでは目立った効果は出ていない。

 重点措置と違って緊急事態宣言は休業要請が可能となるなどより厳しい対策が可能となるほか、国民に与えるインパクトが大きい面がある。それだけに経済への悪影響は大きく、個人や企業への支援策も不可欠だ。

 朗報もある。菅義偉首相は、米製薬大手ファイザー社のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)との電話会談で、ワクチンの追加供給を受けることで実質的に合意。河野太郎行政改革担当相は、接種対象の16歳以上全員分のワクチンが9月末までに調達できる見通しだと明かした。国内供給は5月以降に安定化するとしている。感染を第4波で止めるためには、ここが正念場だ。』

正に、今、新型コロナウイルスの感染抑止の正念場にあるのです!!

一方、気になる情報も。

同日16時00分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「米国流行の変異株 日本人6割「免疫」発揮できない可能性」の題で「新型コロナとたたかう」の特集項目にて、次のように伝えました。

『米国で感染が急拡大している新型コロナウイルスの変異株について、日本人の6割が持っている免疫細胞で排除できない可能性があるとの解析結果を、東京大や熊本大などの研究チームが明らかにした。この変異株は国内でも沖縄県での感染例が報告されている。日本で感染が拡大した場合、他の変異株より脅威となる可能性もあるという。

「懸念される変異株」

 新型コロナウイルスの表面には、人の細胞に取り付く足掛かりとなる「スパイクタンパク質」と呼ばれる突起がある。米国の変異株はこの部分に「L452R」という変異を持ち、2種類がカリフォルニア州を中心に拡大している。

 カリフォルニア変異株と呼ばれ、米疾病対策センター(CDC)は、感染力が増大し、一部の治療薬やワクチンの効果が低下するといった特徴を上げ、「懸念される変異株(VOC)」に認定。VOCとなっているのは他に、主に英国、ブラジル、南アフリカで広がる3つの変異株があり、これらに並ぶ警戒すべき変異株と位置付けられている。

 研究チームは、白血球の一種がウイルスなどの異物を排除する「細胞性免疫」という働きに着目。白血球の血液型である「ヒト白血球抗原(HLA)」を調べたところ、日本人の6割が持つ「HLA-A24」というタイプの白血球が、スパイクタンパク質の一部をよく認識できることを突き止めた。

 ところが、さらに研究を進めると、カリフォルニア変異株は、「HLA-A24」がウイルスを認識する箇所が変異していることが分かった。細胞実験でも、HLA-A24が変異株を認識できず、細胞性免疫がウイルスを排除する仕組みが働いていないことを確かめた。

 「かなりやっかい」

 免疫の働きには、細胞性免疫のほかに、抗体を作ることで異物に対抗する「液性免疫」がある。液性免疫の効果もカリフォルニア変異株で低下していることが、米カリフォルニア大などによる研究で指摘されている。このことはワクチンの効果が低下する可能性を意味する。

 チームの実験ではL452Rの変異により、ウイルスの感染力が高まっていることも分かった。

 チームを率いる佐藤佳・東大准教授(ウイルス学)は「液性免疫からも、HLA-A24による細胞性免疫からも逃げる上に、感染力も上がっており、かなりやっかいだ」と指摘する。日本人にとって他の変異株よりも危険な変異株であるかもしれないという。

 ただ、1人の人間が持つHLAは複数あり、HLA-A24以外のタイプが変異株を認識して排除できる可能性がある。今回の結果は、日本人の6割が変異株に弱い体質であることを示すものではない。

細胞性免疫「今後重要になる分野」

 細胞性免疫の効果が低下するとの報告は、今回の研究で初めて示されたという。液性免疫に比べて実験が難しいこともあり、研究が進んでいないという。佐藤准教授は「細胞性免疫が発達している人ほど重症化しないという先行研究もあり、細胞性免疫の研究は今後重要になっていくだろう」と話した。

 HLAのどの型を持つかは、国や地域、民族などによって傾向が異なるため、それによって流行する新型コロナの変異株も異なるとみられる。細胞性免疫の研究が進めば、流行する株に合わせて、より効果の高いワクチンを設計することにもつながると期待できる。

 今回の研究成果は正式な査読を受ける前の論文である「プレプリント」を公開するサイトに掲載された。』

細胞免疫の研究は、ワクチン開発や感染症予防・治療にとって、核心的に重要なものです。
感染症が世界的にすぐ流行する今、もっともっとこの分野での研究開発を加速させねばなりません!!

そして、「安全保障の危険ウイルス」とも言える、中国を念頭に出された先週週末の日米首脳会談後の日米共同声明は、中国の悪い点、特に台湾の防衛への脅威を明確に指摘して、防衛強化を進める宣言そのものです!!

同日22時48分に同メディアが「安倍前首相も台湾明記評価 日米共同声明「大変有意義」」の題で次のように伝えました。

『自民党の安倍晋三前首相は19日夜、日米首脳が52年ぶりに共同文書に「台湾」を明記し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した先の日米共同声明について「インド太平洋地域の平和と安定のために大変有意義だった」と評価した。バイデン米大統領と会談した菅義偉(すが・よしひで)首相に関し「立派な成果を上げた」とたたえた。

 同時に「日本は、自由主義陣営のリーダーである米国とともにアジア、インド太平洋地域を担い、しっかりとコミットすることになった」と述べた。東京都内で開かれた自民党議員の会合で語った。』

正に、安倍晋三前首相の言われる通り、菅義偉首相は日米首脳会談で大きな成果を挙げました!!


新型コロナウイルス感染対応も台湾海峡を巡る日米台3ヶ国の対応も今年が山場、勝負の時期だ!!



4月19日、官邸にてブーラ・ファイザー社CEOとの電話会談等についての会見を行う、菅義偉首相
出典:首相官邸HP


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