買い替えサイクル長期化－携帯電話の故障・修理実態調査

　ＭＭ総研は２０１０年６月に携帯電話ユーザーに対するＷＥＢアンケートを実施（サンプル数：２２，１８２人）し、故障・修理実態を発表した。

　携帯電話各社が2006～2007年度に導入した新販売方式の導入により端末価格が高騰した。国内携帯電話販売台数は2007年度が5065万台だったものが2008年度に3785万台、2009年度には3582万台と、2年連続で減少。したがって買い替えサイクルも2007年度の2.11年から2009年度には3.15年まで長期化している。

　一度購入した端末を長く安心して使用できるように、多くのユーザーがキャリアの保証・修理サービスを利用している実態も明らかになった。つまり、今までなら故障時に買い換えていたものを、修理して使い続ける人が増えてということ。

　消費者が賢くなってきたのと同時に、端末を買い換えるほどの魅力あるサービスが出にくくなってきているのではないか。

      

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