総務省は、情報通信技術(ICT)産業の国際競争力を示す「ICT国際競争力指標」の2012年版を発表した。
指標は、民間調査会社などによる2011年(一部製品は2010年)のシェアをもとに総務省が集計したもの。
携帯電話端末の全世界の市場規模は、前年より27・6%多い17億7500万台に広がったものの、国内メーカーのシェアはわずか1・9%と、前年の6・0%から大幅にダウンした。
国内メーカーのシェアは、総務省が指標の取りまとめを始めた07年の14・2%から、年々下がり続けていて、スマートフォン(高機能携帯電話)についても、世界の市場規模は前年比63・6%増の5億2500万台に伸びた反面、国内メーカーのシェアは3・7%と、前年の9・0%から大きく下げた。
日本の携帯電話端末メーカーが世界でシェア(市場占有率)を年々落としている実情が浮き彫りになった。
日本の端末メーカーの製品も、海外製に引けをとらない製品が出てきているが、iPhoneやGalaxyに完全にやられた格好だ。これからは意識して国内メーカーの端末を買うようにしたいが、国内メーカーも更なる努力をお願いしたい。
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