NECがスマートフォン事業から撤退し、フィーチャーフォン事業に集中すると一部で報道されたことを受けて、NECは「さまざまな検討を行っているが、決定した事実はない」とのコメントを発表した。
NECの携帯電話端末事業は、NEC、カシオ、日立が出資するNECカシオモバイルコミュニケーションズが担当している。NECカシオでは、「MEDIAS」ブランドを主軸に、カシオ時代から続く「G'z」シリーズを国内外で展開。最近ではMEDIASブランドのスマートフォンをMVNOや海外事業者にも供給している。
ドコモのスマートフォンのなかでも「MEDIAS W」のような他では考えられないようなユニークな端末を販売しているので、撤退は残念だと思っていた。一先ず安心といったところだが、安心は出来ない状況だ。
4月下旬に発表された2012年度決算では、430万台の出荷計画が、290万台という実績に留まるなど、業績が伸び悩んでいることが明らかになっている。3月にも携帯電話端末事業から撤退すると報道されたこともあった。最近では、NTTドコモの「ツートップ戦略」によって、NECカシオの夏モデルの販売数が伸びていないとの報道もなされた。
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