シャープが電子書籍事業に参入（次世代XMDFで）

　シャープは同社が開発する次世代電子書籍フォーマット「XMDF」よる、電子書籍事業への参入を発表した。

　新たに発表された「次世代XMDF」は今までの「XMDF」を発展させ、テキストや画像だけでなく動画や音声なども含めたデジタルコンテンツを制作可能にするという。既存のネディアからの電子版の作成を容易にするために、データ変換やオーサリングの自動化システムも用意するようだ。

　次世代XMDFに対応したタブレット型の電子書籍ビューワー端末も年内に発売する予定。詳細は公開されなかったが、１つは5.5型、もう１つは10.8型のディスプレーを備える点だけは明らかにされた。具体的にシャープ自身がこの事業で、どのようなビジネスモデルを組み立てているのかについては明確にされていない。

電子書籍端末の例。左が5.5型、右が10.8型

　年内に予定されている端末の発表が楽しみである。その時に具体的な戦略も明かされるでしょう。それにしても世界には既にサービスを提供している電子出版（書籍）がシェア争いをしている、日本でもドコモグループ、ａｕグループが電子出版事業への参入を表明しているなか、シャープがどこまでやれるのかが興味あるところです。

      

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