![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ae/9cc1502c886e693837cf7b4961a7d3bb.jpg)
イタリア車は画鋲をつけて壁に貼ったほうが美しいといわれる。それはもちろんイタリア車が作ってきた「功績」があるからだ。ダッシュボードパネルやトランクが外れたり、水温系が常に+の位置にあったり僕が作るプラモデル並の強度でしかない。しかもその修理費は国産車よりも遥かに高いから一部のマニアのクルマでしかないというのも事実。しかし、90年代後半。アルファロメオ156の登場だ。近代的なデザインと、ある程度の信頼性、実用性は多くの人に賞賛を持って迎えられた。一部アルファらしくないなどという否定的な意見もあったが、総合的に観ても優秀なモデルであることは間違いない。もちろん免許はないのでグランツーリスモ4でお世話になっている。(こんなこと書くと後で叩かれそうだなぁ笑)
そんなイタリアのメーカーの中で特に有名なのがフェラーリだろう。クルマ好きでなくともフェラーリ=お金持ちの定義は知っているはず。確かに高い。すごく高い。どのメーカーとも格が違う。だけどそれはフェラーリというブランドが付加されるからであり、あのエンジンサウンドや所有する喜びを考えれば同等の価値があると僕は考えている。個人的にはF355が一番好きなフェラーリだ。当時僕が幼稚園の頃に登場したフェラーリは大好きだったZ32とは違った何かを持っていた車だった。そして同時に近代的な形をした未来のマシンだった。F355の後継として360、F430と個人的にカッコいいと思えるフェラーリだったが、そこでF430のあとを継ぐ最新モデル「458イタリア」だ。
スペックは新型の4.5LV8エンジンで最大出力は570馬力。最大トルク55.1kgmと尋常ではない数字をたたき出している。しかもボディはF430よりも70kgも軽くなっている。本当に素晴らしい出来だ。F1で培われた技術が良い具合にフィードバックされている。さすがフェラーリといいたいが、中身とは裏腹に外見は酷い。ビューティコロシアムを観ているかのような気分にさせられる。それもそれほど酷くない感じの人。で、和田あき子に「この扉は開けません」とか言われてしまうひと。少々このスタイリングは甘いと思う。イタリアの職人はここまで成り下がってしまったのか。カリフォルニアはまだ許せる位置にある。美しくはないが。この458イタリアは見るに耐えない。特にリア周りは見ていると気持ちが悪くなってインターネットエクスプローラーを閉じた。このブログにも貼らないことにした。「見せられないよ!」
画像の458イタリアを僕は恐る恐る細目で確認した。どこが悪いのか探ろうとしたのだ。それは抑揚がありすぎるボディであるということに気が付くのに時間はかからなかった。フロントだけ観るとF430の進化系であることは分かる。視線がリア周りの移るにつれて奇妙な虫を見つけてしまったときのような顔になってしまう。
日産GT-Rの形は正直酷い。アングルを変えてみてもカッコいいと思えるような位置は1箇所くらいだろう。しかし、あのスタイリングの裏には理論で裏づけされた事実がある。一つのボディパネル、ドアミラーをとっても空気抵抗を抑えるべく空気の流れを作り出している。それは速く走るため、ニュルブルクリンクで何秒出すための必要条件であるからだ。しかし、フェラーリは違う。誰がみても美しい作品でなければいけない。それは「フェラーリ」だからカッコいいのではなく、もしフィアットのバッジをつけていたとしても、だ。どこから、誰から見てもカッコいいフェラーリを作るという意思を持ってフェラーリが458イタリアを世に送ったのならば、経営陣はワインの飲みすぎで酔っていて、昔に食べたボロネーゼの味が忘れられなかったのだと思い込む他無いだろう。
という感じで調子に乗ってみました。自分で読み返すと恥ずかしいけども面白いかもしれません。今後はこういう感じで行こうか・・・。無理無理。疲れたし(笑)
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