佐々木フミ子:手繰らむとするになほ遠き母の顔いつも長き髪に見え隠れしつつ(新アララギ2022.8)
千葉照子:藪の中光る水面へ潜(もぐ)り込む黒き甲羅の亀は瞬時に 関口芭蕉庵(歌会2022.8)
今野英山:武士(もののふ)の伊豆山の神にもの申す何とおろかな戦といふもの(新アララギ2022.8)
高橋毬枝:迷ひゐて買はず帰りて筍を隣より「今堀り立て」と届けたまひぬ(新アララギ2022.8)
麦島和子:*病室の窓よりのぞむ青き海臥す夫を助けくれよと願う(新アララギ2022.8)
岸野トモヱ:*母親を恨まずにして教団を憎む子のあわれあきらめの目よ(歌会2022.8)
大倉康幸:*標高により花の咲く時期異なれどいつでも来いと山が誘う(新アララギ2022.8)
相川盈子:*ウクライナの都市の名侵攻ありて知るドンバス地方滅ぶるなかれ(新アララギ2022.8)
宮本通代:ユースホステルにて「知床旅情」を歌ひたり旅に出あへる見知らぬ同士(新アララギ2022.8)
丸山幸子:笠間焼きの小さき地蔵を買い求め夫は飾りぬピアノの上に(新アララギ2022.8)
鈴木英一:軒並みのうだつを競ふ美濃の街商人(あきんど)たちの心意気なり(歌会2022.8)
永盛佑樹:手を引かれ歩く子の目は床屋前そうだよNASAの秘密基地だよ(歌会2022.8)
東寿美枝:背を丸め足元を確かめ前行くにいづれ吾身と追越しためらふ(歌会2022.8)
今野礼子:巣作りのつがいのアオサギ羽ひろぐ危うきほどの細き枝の上(え)(新アララギ2022.8)
桂 崇人:老い父と共に暮せば青春は瞬時に過ぎむ思いいしより(歌会2022.8)
千葉照子:藪の中光る水面へ潜(もぐ)り込む黒き甲羅の亀は瞬時に 関口芭蕉庵(歌会2022.8)
今野英山:武士(もののふ)の伊豆山の神にもの申す何とおろかな戦といふもの(新アララギ2022.8)
高橋毬枝:迷ひゐて買はず帰りて筍を隣より「今堀り立て」と届けたまひぬ(新アララギ2022.8)
麦島和子:*病室の窓よりのぞむ青き海臥す夫を助けくれよと願う(新アララギ2022.8)
岸野トモヱ:*母親を恨まずにして教団を憎む子のあわれあきらめの目よ(歌会2022.8)
大倉康幸:*標高により花の咲く時期異なれどいつでも来いと山が誘う(新アララギ2022.8)
相川盈子:*ウクライナの都市の名侵攻ありて知るドンバス地方滅ぶるなかれ(新アララギ2022.8)
宮本通代:ユースホステルにて「知床旅情」を歌ひたり旅に出あへる見知らぬ同士(新アララギ2022.8)
丸山幸子:笠間焼きの小さき地蔵を買い求め夫は飾りぬピアノの上に(新アララギ2022.8)
鈴木英一:軒並みのうだつを競ふ美濃の街商人(あきんど)たちの心意気なり(歌会2022.8)
永盛佑樹:手を引かれ歩く子の目は床屋前そうだよNASAの秘密基地だよ(歌会2022.8)
東寿美枝:背を丸め足元を確かめ前行くにいづれ吾身と追越しためらふ(歌会2022.8)
今野礼子:巣作りのつがいのアオサギ羽ひろぐ危うきほどの細き枝の上(え)(新アララギ2022.8)
桂 崇人:老い父と共に暮せば青春は瞬時に過ぎむ思いいしより(歌会2022.8)
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