Konemyのベル

『毎日を特別なものにする為』
その日の総括、思う事、省察……
ここは「のべる」場です。

最後の恋文

2021年09月10日 22時25分17秒 | 日記
おはようございます。

Konemy述べる時間です。

私は電車に乗ると大抵、本を読んで過ごします。

スマホを眺めている人が多いですが

私の手には活字媒体。

時代が怖いですね。

今日読んだ作品は恋愛小説。

日本で最も美しく恋愛を描くとされる

岩井俊二さんの作品。

近年、映画化されて話題になった一作です。

作家の主人公が一人称視点で語る形。

私は恋愛経験があるとは言えぬほど

子どものママゴト程度のものしか経験がないので

一人称視点で語られる恋愛はどうにも受け入れ難いものがあります。

特に恋文なんてもらった事はありますが

書いた事はないので。

私の話は今回、どうでも良い。

小説を書いていく中で主人公に

元恋敵が言うセリフが心に残っています。

ニュアンス的には

文章で人間の人生全てを描ける訳が無い。

そんな事を言っていました。

私の作家の端くれとして

文章にどこまで出来るかという課題は考えさせられます。

確かに、他人の一生を物語に書き記すなんて不可能です。

自らの人生の総括程度が関の山でしょう。

それすらも難しいでしょうが。

ただ、先立った他人の人生は描けないとしても

残された人たちの一歩となるものは描ける。

物語の本筋からズレた話ですが

そんな事を考えました。

私は主人公が愛した相手に

生前贈った小説は読んでいません。

しかし、彼が届けた最後の恋文はとても素敵なものでした。

そして、先立つ彼女が残された者となる子どもたちに残した

メッセージも。

              それでは bye! Konemy


コメントを投稿