かえるところ

田舎のおうちで何をしよう。ひとまず家族でリフォームし、私は野菜を作ってみよう。

ねんど

2005-10-18 23:00:31 | 古民家再生
古家の床下の
土をかき出し
池のほとりへ。

床下の土
というのは、
30年前に裏山の
土砂崩れで
流れ落ちてきた土が
床下にたまっていたもの。

湿った土のお陰で
その真上の部屋だけ
浸食がひどかった。

その土砂を
かき集めて
池のほとりの
百日紅の木の下へ。

そこへこども達が
集まって、
こねこね
こねこね。

なんとそれは
ねんど。

レンガ色の赤土。

動きのある遊びの後、
静かだなと思うと、
たいてい
百日紅の木の下で
創作活動に入ってる。

こりゃ
いいや。

かんな

2005-10-18 22:42:57 | 古民家再生
床を取り去り
壁を取り去り
床下の土を削り取り
朽ちた柱を取り替えて。

今は相変わらず
もくもくと
古い柱を
磨き中。

たいてい
電気サンダー
(ディスクグラインダー)を
使う。

あれを使うと
見る見る間に
一皮向け
木の表面がつるつる!

見てると
簡単にできるように見えるけど、
実際はなかなか。
結構力と技術を要する。

そして、
柱によっては
松脂かなにか、
塗料が塗ってある場合、
電気サンダーでは
焦げ付いてしまうものがある。

そのときに登場するのが
かんな。

刃を濡らし
とぎ石でとぐ。
金槌で調節し、
いざ出陣。

サンダーよりさらに
労力と技術が要される。

かしっ
かしっ
かしっ。

電気サンダーの
キュイーンキュイーンキュイーン
とは趣が違う。

もちろん
仕上がりも違う気がする。

もし
古家の再生が完成したら、
柱の一本一本を
確かめてみよう。

電気サンダーと
かんなの違い、
果たして
わかるかどうか…。


月に惑う

2005-10-18 22:25:08 | つれづれ
毎日同じ道を通る。
今朝も同じように。

すると
猫が車道の真ん中に
倒れていた。
もう息絶えて。

少し進むと今度は
狸がやはり
うずくまり、
その屍を
避けるように
車が走っていた。

このような光景を
目にするのは
あまり
ない。

なのに
同じ日に
同じ一本道で
二匹も
みかけるなんて。

きっと
昨夜の月のしわざに
違いない。

月に誘われ
ふわふわと。

もっとも
美しい月の光に
魅入られて
その一生を終えるのは
本望なのかもしれないな。