ありがとう

２年のも間、我支店の店長補佐を勤めてくれた女性社員が
来週より他支店へ異動になる。
秘書ってワケじゃないけど、職務柄、店長の俺とは会話、共同作業が多くなる店長補佐。
一心同体な部分もあり、複雑な思いを持ちつつも
彼女の新しい門出は笑顔で送りたい。

今日はそんな彼女へ日頃の感謝を込めてささやかな送別会。

楽しい飲みから、せっかくなので今までお互い思った事を
話してみよう、なんてノリになり。

それぞれ感謝の思いと同時に心に思っていた良くも悪くも言いたい事を
しっかりと伝えあった。
意外ではないけど、思っていた以上に部下が彼女に対して感謝の念と
異動への寂しさを感じてくれていた事に同じ店舗の長として嬉しくもあり
やはり寂しさも感じた。

日頃、勝気な性格のコなのだが、涙を見せた時は日頃の思いを吐き出せた
解放感と、部下達の思いを今さらながら知れた予期せぬ嬉しさを感じたのだろうか。

俺自身も営業マンの中に女性が１人。男子校の保健先生って感じか？？？
常に「精神的」な部分で１人になりがちな女性事務員の扱いには気を使いつつも、
部下からは「甘やかし過ぎでは？」なんて反感を買う時もあり、板ばさみ・・・
まさに中間管理職の辛さを身をもって体験したものだが、
今となれば懐かしい思い出、良き経験でもあった。
営業畑出身の俺は営業マンの視点で物事を判断してしまい、
事務方の思いを理解していない発言、行動が目立ったものだが
彼女の出現はそんな片輪な俺の視野を多いに広げてくれたものだ。

来週からはお互い店舗間で競争し合う間柄になってしまうのだが、
彼女に改めて良い店舗だったと感じてもらえるよう営業にまい進していきたい。

生意気、でもどこか可愛く愛着タップリで個性豊かな部下達と
共に１年また頑張って行きたいと思う。

補佐の彼女へ。
今までいろいろとありがとう。（別に辞めるワケじゃないけどね笑）