東証大引け・４日ぶり反落――大手銀行株下落
25日の東京株式市場で日経平均株価は４日ぶりに反落。終値は前日比97円10銭（0.78％）安の１万2405円16銭だった。前日の米株式相場が下落したうえ、日経平均が前日まで３日連続で高値を更新するなど急ピッチな上昇に対する警戒感もあって、幅広い銘柄に利益確定売りが優勢だった。新規の手掛かり難から様子見ムードが広がる中、後場は先物主導で下落。現物株には裁定解消売りを誘い、日経平均の下げ幅は一時100円を超えた。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も４日ぶりに反落。
24日の米株式市場では、原油先物相場の上昇などが嫌気され、ダウ工業株30種平均、ナスダック総合株価指数がともに約１カ月半ぶりの安値圏を付けた。不透明な外部環境に加え、寄り付き前の外国証券経由の売買注文（市場推計）が連日売り越しとなったことも警戒感を誘った。
後場は売り買いが交錯し小安い水準でもみ合っていたが、株価指数先物にまとまった売り注文が断続的に出たことをきっかけに、現物株指数を押し下げた。最近の急騰で高値警戒感が広がっていた大手銀行株が下げ幅を拡大し、投資家心理が後退した。
あすからファストリが日経平均株価に採用されることに伴い、銘柄入れ替えに絡んだバスケット売りが出たことも、指数の下げにつながったという。
皆さん、がっちり儲けました？
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後場は売り買いが交錯し小安い水準でもみ合っていたが、株価指数先物にまとまった売り注文が断続的に出たことをきっかけに、現物株指数を押し下げた。最近の急騰で高値警戒感が広がっていた大手銀行株が下げ幅を拡大し、投資家心理が後退した。
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