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オリンパスの闇・第2幕
本日は、先週末に史上最高値を更新した円について書こうと思っていたのですが、オリンパスのウッドフォード前社長の解任の原因ともなった不明朗な企業買収に関し、外電(ロイター)のスクープ記事が出たのですが、正直あまり正確な記事ではないため、私の理解していることを書くことにしました。
ロイターのスクープ記事とは、オリンパスが2008年2月に英国の医療機器会社・ジャイラスを買収した際、約700億円もの「報酬」を、実態のわからない海外ペーパーカンパニーに支払った件で、この流れに「日系人でウォール街のバンカーだったサガワ氏」が関わっているという記事です。
彼は日系人ではなく純粋の日本人の佐川肇(さがわはじめ)氏のことで、別に敏腕のバンカーだったわけでもなく単なる管理畑の人間です。従って、彼がすべてを仕組めたはずがありません。
さて、オリンパス「事件」の背景について書いておきましょう。
1990年代初めにバブルが弾けた時、多くの上場会社や機関投資家(生保・信託・銀行)は大きな財テクの「傷」を負っていました。
ちょうど外資系証券が日本に次々上陸していた頃であり、数多くの「損失先送り」の案件が持ち込まれました。その当時は「コンプライアンス」なんて言葉もなかったのです。
と、要は損失隠しのスキームだったと予想しているようだ。
オリンパスの闇・第2幕
本日は、先週末に史上最高値を更新した円について書こうと思っていたのですが、オリンパスのウッドフォード前社長の解任の原因ともなった不明朗な企業買収に関し、外電(ロイター)のスクープ記事が出たのですが、正直あまり正確な記事ではないため、私の理解していることを書くことにしました。
ロイターのスクープ記事とは、オリンパスが2008年2月に英国の医療機器会社・ジャイラスを買収した際、約700億円もの「報酬」を、実態のわからない海外ペーパーカンパニーに支払った件で、この流れに「日系人でウォール街のバンカーだったサガワ氏」が関わっているという記事です。
彼は日系人ではなく純粋の日本人の佐川肇(さがわはじめ)氏のことで、別に敏腕のバンカーだったわけでもなく単なる管理畑の人間です。従って、彼がすべてを仕組めたはずがありません。
さて、オリンパス「事件」の背景について書いておきましょう。
1990年代初めにバブルが弾けた時、多くの上場会社や機関投資家(生保・信託・銀行)は大きな財テクの「傷」を負っていました。
ちょうど外資系証券が日本に次々上陸していた頃であり、数多くの「損失先送り」の案件が持ち込まれました。その当時は「コンプライアンス」なんて言葉もなかったのです。
と、要は損失隠しのスキームだったと予想しているようだ。