東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

いつもの定位置で

2022年08月05日 | トンボ
三脚の足を伸ばして蜘蛛の巣を払いながら林道を歩くと、ヒグラシが音を発して飛び去って行く。
そんな真夏の光景を感じながら東京でエゾトンボを記録している湿地に入ってみた。

Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
しかし、残念ながらエゾトンボの姿はなく放棄水田では顔馴染みのオオシオカラトンボとハラビロトンボの姿が見られた。ここはヒメアカネが生息していてもおかしくない環境だと思いながら、湿地を歩き回ったけれどヒメアカネの姿も無し。いないか...

ヤブヤンマ ♂

Nikon D800E+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED+三脚使用
樹木に囲まれた日陰の池を覗くと、いつもの定位置に翅を休めるヤブヤンマを発見。三脚を持って来たのはこのヤンマを低感度で撮影する為。何時も撮影の準備を整え、いざ撮影しようとゆっくり近づくと察知されてサヨウナラのパターンが多く、三脚は蜘蛛の巣を払う為だけの道具になっていたけれど、今回は飛ばずにいてくれた。背景抜けが最高によく、上からの木漏れ日と水面に反射した光が、被写体を照らして輪郭を強調してくれた。真夏の青空にも負けない水色の複眼は、吸い込まれてしまそうなほど魅力的で美しい。一般の方が黒と黄色の縞模様のトンボを見ると、全てオニヤンマだと思われる。
確かに黒と黄色の縞模様のトンボは多い。

撮影日:7月23日


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