こいもの想い・2

趣味のカメラで身近な被写体を楽しんでいます。

チャノキ

2019-11-11 06:00:00 | 花・果実
チャノキ(茶の木)
子供の頃・・・祖母に連れられてお茶摘みのお手伝いをしました。
摘み方を教えてもらってお茶の葉を摘むのですが
時には大きな毛虫に出遭ってしまい「(>_<)きゃっ!」っと大騒ぎ・・・
お茶の時間にいただいたおやつの美味しかったこと~
お茶の葉の感触がとても懐かしいです。
通っていた高校のグランドの向こうには茶畑が広がり
茶業研究所なども見えていたと記憶しています。
お茶どころ狭山に居ながらあまりに身近なものですから
お茶についてあまり考えたことがありません。
毎日いただくお茶ですから…ちょっと見直してみたい思います。
                           (ツバキ科・ツバキ属)

お茶の葉:互生して縁には鋸歯があります。
主脈から伸びる側脈は縁まで届かないのが特徴のようです。


下を向いて咲くお花・・・とても美しいです。





花期:9~11月 (12月頃まで見られる)
花弁(白):6~7 萼(緑):4~5
蕾:右下に見られます。


花弁の縁はひだがよってます。




すごい!! 雄しべがどっさり~~~ 雌しべが見えないほどです。

雄しべが茶色っぽくなりました。


果実です・・・大きさは2cm程かと思います・・・
ツバキ科の果実です。 果実は利用されるのでしょうか?
昔は種子から油を採り食用や洗髪に利用していた地域もあったそうです。

先の方に飛び出して見えるのが雌しべの名残りでしょうか・・・





種子・・・今は茶の木の繁殖はほとんど挿し木によるそうで
種子はあまり目立たなくなってしまった存在ですが
家紋としてデザインされているそうです。
40種類以上のお茶の実紋が生み出されているらしいのです。
初めて知りました~

熟すと種子が顏を出します。

3裂する果柄・・・種子は落ちてしまったようです。

今から800年ほど前にお坊さんが勉強のために行った中国から
持ち帰った茶の木の種子を蒔いたのが始まりだそうです。
そして時が経ち武蔵の国(埼玉)でも茶の木が育てられるようになったそうです。
この時もあるお坊さんが川越に茶の木を植えたのが
狭山茶のはじまりだそうです。
埼玉のお茶の主産地は入間市・所沢市・狭山市を中心とする狭山丘陵地域・・・
その他広範囲で生産されているようです。
お茶の効用も色々素晴らしいものがあります。
味や香りを楽しみながら狭山茶をいただきたいと思います。