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インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
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前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。
久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。
『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。
そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。
航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。
だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。
☆☆☆☆☆
思わぬ居候~その1
〈譲二〉
百花ちゃんと結ばれて数日たった。
最初は何かと冷やかしていたリュウたちだったが、飽きたのか諦めたのか口にだすこともなくなった。
☆☆☆☆☆
店を閉めて、百花ちゃんと二人で夕食を取っていた時のことだ。
店の戸をガタガタとするものがいる。
百花ちゃんが不安そうに俺を見た。
譲二「百花ちゃんはここにいて…」
俺はドアのところに行くと声をかけた。
譲二「すみません。今日はもう閉店してるんです…」
???「ああ、譲二。よかった。ちょっと開けて」
これは…、明里の声だ。
ドアを開けて明里を招き入れる。
譲二「一体どうしたんだ? こんな時間に…」
明里「メールを入れたんだけど、見てないの?」
譲二「あ、ごめん…。マナーモードになってたみたいだ…」
明里「それがひどいのよ…。貴志ったら…」
百花「こんばんは…。お久しぶりです」
明里「あ、百花さん。お久しぶり。元気にしてた?」
百花「はい。明里さんもお元気そうで…どうしたんですか?」
突然、明里が俺の胸に顔を埋めると、泣き崩れた。
俺は仕方なく、明里の頭をポンポンと叩いて、慰めながら聞いた。
譲二「一体どうしたの? ちゃんと話してくれる?」
百花ちゃんが差し出したハンカチで涙を拭くと、明里はやっと俺の胸から離れた。
やれやれ…。
その2へつづく