ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
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種村春樹
身長：177cm 体重：60kg 血液型：A型 特技：勉強・空手 性格：明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ
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ハルくんの独り言(本編7話)～子供時代の思い出
♪～
佐々木もいた頃の子供時代…。
俺たちはいつも一緒に遊んでた。
鬼ごっこやかくれんぼは飽きるぐらいやりつくしたし…。
佐々木やりっちゃんはおままごとをしたがったけど…元気のいい男子はおままごとでは物足りない。
そんなある時、リュウ兄が宣言した。
竜蔵「よし、今日は戦隊ゴッコだ！」
一護「戦隊ゴッコ？ 何すんの？」
竜蔵「地球を守るに決まってんだろ！」
剛史「じゃあ、誰が何色にする？」
竜蔵「俺はレッド以外、考えられねー！」
一護「まあ、リュウ兄はそうだよな。なら俺、ブルーがいい」
竜蔵「おう、赤以外ならいいぞ。あ、百花はピンクだな！女だから」
百花「ピンク？ うん、わかった」
百花「りっちゃんは何色がいい？ やっぱりピンク？」
理人「…きーろ…」
百花「じゃあ、りっちゃんはイエローね！」
剛史「…俺、グリーンがいい」
春樹「じゃあ、俺は…」
俺も言おうとして、ハタと困った。
色が無い…。
竜蔵「春樹、もうブラックしか残ってねーぞ」
春樹「ええっ、ブラック！？…ブラックか…」
俺も青とか緑が良かった…。
佐々木が心配して声をかけてくれる。
百花「ハルくんだって、ブラックなんてイヤだよね？」
一護「だって、戦隊モノって言ったら、他に何色があるんだよ」
百花「でも…」
俺は佐々木を心配させたくなくて言った。
春樹「お、俺ブラックでいい！ってか、ブラックがいい！」
俺がブラック以外の色がいいって言ったら、喧嘩になっちゃうよね。
それで、俺がその色を取ったらその誰かは我慢しなきゃいけなくなる。
だったら、俺が我慢すればいい…。
そうすれば喧嘩にもならなくて済む。
レッドのリュウ兄に従ってみんな悪の組織に乗り込む。
と言っても、ジャングルジムの上に登るだけなんだけどね。
俺たちがジャングルジムを上り切った時、りっちゃんと一緒に途中まで上っていた佐々木がジャングルジムから手を滑らせて落ちた。
ドサッ
百花「い、痛い…」
竜蔵「おい、どうした！」
大きな音にリュウ兄が振り返る。
春樹「佐々木が下に落ちた！…大丈夫か、佐々木？」
俺がジャングルジムから降りると、佐々木は地面に座り込んで泣いている。
百花「うっ…ひっく…痛い…足が痛いよーーっ！」
春樹「佐々木、血出てるよ！」
百花「う…うわああぁぁん！痛いー！」
佐々木の泣き声にりっちゃんも泣きだした。
理人「ふ…ふえっ…」
一護「痛いのは百花なのに、なんでりっちゃんが泣くんだよ！」
剛史「俺、大人の人呼んでくる！」
百花「うわあぁぁん！」
竜蔵「ぺっぺっ！」
春樹「リュウ兄、何やってんの！」
竜蔵「怪我したら、ツバつけとけば治るって、父ちゃんが言ってたぞ！」
春樹「でも、バイキンが入ったら、もっとひどくなるかもしれないよ！」
竜蔵「なっ…そうなのか！？」
一護「とりあえず傷口洗った方がいいんじゃね？ほら、立てるか？」
百花「やだよ、痛くて立てないもん！」
佐々木がイヤイヤをしながら、甘えたように言った。
俺はそんな佐々木に言った。
春樹「佐々木、背中に乗って」
百花「ええっ！？で、でも…」
佐々木は泣くのも忘れて俺を見つめた。
鼻先と頬に泥が付いている。
春樹「いいから、早く！」
百花「う、うん…」
春樹「ちゃんとつかまって！」
佐々木が背中に負ぶさる。
百花「わっ…」
さすがに重たくてよろけてしまった。
一護「春樹、お前チビなんだから、ムリしてお前までコケるなよ！」
チビと言われたのにムッとして大声で叫んだ。
春樹「大丈夫だよ！ブラックは、力持ちだし！」
百花「そうなの？」
佐々木は不思議そうに尋ねる。
春樹「今、決めたの！」
そうだ。
力持ちで一番強いブラックになってやる!
佐々木は俺の背中に必死でしがみついている。
俺は佐々木に「行くよ?」と声をかけると一歩一歩進んでいった。
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