恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

ハルくんの独り言(本編スパエン)~その3

2016-01-09 08:11:15 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編スパエン)~
その3

(それにしても、これは一体何なんだろう?)




あらためて、握りしめた紙切れをしげしげと眺める。



(これは…写真? プリクラ?)

(しかもここに写っているのは……。)


俺と佐々木の楽しそうなツーショットだ。


俺が驚いて問いかけると佐々木は慌てている。


百花「そ、それは…違うの! ハルくん、それは、間違いで…」


佐々木は「違う、間違いだ」と繰り返しているけど…。


(プリクラに親しげに写っているってことは…)

(もしかしたら…佐々木と俺って…)


そこまで考えた時、頭が痛み出した。


(いつも…いつも、これだ)


俺はズキズキする頭を抑えてうずくまった。


百花「ハルくん!! 大丈夫!?」


佐々木の声を聞きながら悪態をつく。


(あと少し…あと少しで思い出せるのに…)


そんな俺に佐々木は自分の携帯を差し出した。

そこには…あの四つ葉のストラップがついている。

驚いて見返した俺に佐々木は言った。


百花「これね…みんな持ってるって言ったけど、本当は嘘なの…」

春樹「え?」

百花「ハルくんと私が作ったから…この世にふたつしか…私達しか、作ってないものなの…」


俺は佐々木が言った言葉をなんども反復する。


春樹「俺達で…作った…。俺達しか持ってない……」

その4へつづく



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