恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

茶倉譲二 続編スパエン~その7

2016-02-15 07:50:56 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

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随分間が空いちゃいましたが、譲二続編のスパエンです。

譲二続編のスパエンは京都に、ハピエンは兵庫県の姫路城に行きます。

旅行の内容はスパエンはヒロイン好み、ハピエンは譲二さん好みかな?って思う。

今回、スパエンを彼目線でたどるのですが、ハピエンの姫路城エピは譲二さんらしさが出ていて、私的には好きなので、ハピエン彼目線もぼちぼち書いていこうかなって思ってる。

さて、譲二ルートでは、続編のスパエンもハピエンも最後まで結ばれるとこまではいかない。

けど、彼目線で辿ることで、譲二さんが10歳年下のヒロインをすごく可愛いくて大切に思っている気持ちを描いてみたつもりです。


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茶倉譲二 続編スパエン~その7

〈譲二〉

風呂から上がってきた百花ちゃんに「お先に」と言われて、俺も露天風呂に入る。

部屋付きの風呂とは思えないくらいゆったりしていて、俺の体格でも手足を伸ばすことができた。


譲二「これなら2人で入っても余裕だな…」


そう呟いて、「おいおい」と思う。


(何考えてんだ、俺)


旅館の部屋に入るまでは「もしかしたら今夜百花ちゃんと…」なんてことを考えたりしていた。


だけど……さっきの様子から考えると今は無理をしない方がいい。

怖がらせて嫌われるのは嫌だし、彼女の心を傷つけるかもしれない。


今まで百花ちゃんのことは何よりも大切に思ってきた。


だから彼女が大人になって心の準備が出来るまで、それまで焦らず待とう。


そう考えると気持ちはさっぱりして、純粋に露天風呂を楽しむことができた。

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風呂上がりに百花ちゃんを散策に誘ってみた。

ここの庭園は露天風呂と並んで旅館の売りらしい。

昼間の眺めだけでなく夜もライトアップされていて、「夜の庭は昼とはまた趣きが違い幻想的です」とホームページで紹介されていた。

百花ちゃんは喜んで、「見てみたいです」と言った。

その8へつづく



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