恋、ときどき晴れ

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茶倉譲二 続編スパエン~その4

2016-02-12 07:52:14 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

随分間が空いちゃいましたが、譲二続編のスパエンです。

譲二続編のスパエンは京都に、ハピエンは兵庫県の姫路城に行きます。

旅行の内容はスパエンはヒロイン好み、ハピエンは譲二さん好みかな?って思う。

今回、スパエンを彼目線でたどるのですが、ハピエンの姫路城エピは譲二さんらしさが出ていて、私的には好きなので、ハピエン彼目線もぼちぼち書いていこうかなって思ってる。

さて、譲二ルートでは、続編のスパエンもハピエンも最後まで結ばれるとこまではいかない。

けど、彼目線で辿ることで、譲二さんが10歳年下のヒロインをすごく可愛いくて大切に思っている気持ちを描いてみたつもりです。


☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編スパエン~その4

〈譲二〉

強い風が吹き、彼女の前髪をなぶった。

百花ちゃんが身をすくめる。


譲二「百花ちゃん?」

百花「あ…なんでもないです!」


俺は平気だけど、百花ちゃんはちょっと寒そうだ。

乗り込む時に目の端で見つけてあったブランケットを引っ張り出して、2人の体を包みこんだ。

百花ちゃんが目を細めた。


百花「あったかい…」

譲二「こうやって一緒にくるまってたら、風が吹いても平気だよね」

百花「はい」

☆☆☆☆☆


そのまま、人力車は一周し、元の場所に戻ってきた。

降りるのを手伝いながら、初の人力車の感想を聞いてみた。


百花「ちょっと緊張しました。乗ってみると思ったよりグラグラして」


うん、最初はとっても緊張してたよね。

そのおかげで、俺は百花ちゃんをずっと抱きしめられたんだけど。

立ち話してるとまた舞妓さんが2人の目の前を横切る。


百花ちゃんはまた、舞妓さんを目で追って、羨ましそうにしている。


(確かネットで調べた時に舞妓さんになれるサービスもあったよな?)


俺が舞妓さんに水を向けると、百花ちゃんはため息混じりで呟く。


百花「キレイですね…歩き方も上品だし」

譲二「百花ちゃんも着てみたら?」

百花「え?」

譲二「あれ、観光客だよ。この辺では舞妓体験できるんだよね」


俺の言葉に、百花ちゃんは頬を染め目を輝かせた。

(あ~、やっぱり可愛いな~)


百花「舞妓体験…」

譲二「着付けも化粧も全部やってくれるんだって。ほらおいで」


俺は百花ちゃんの柔らかな手を取って、調べた記憶を思い出しながら、歩き出した。


その5へつづく