恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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茶倉譲二 続編スパエン~その2

2016-02-10 08:11:33 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

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随分間が空いちゃいましたが、譲二続編のスパエンです。

譲二続編のスパエンは京都に、ハピエンは兵庫県の姫路城に行きます。

旅行の内容はスパエンはヒロイン好み、ハピエンは譲二さん好みかな?って思う。

今回、スパエンを彼目線でたどるのですが、ハピエンの姫路城エピは譲二さんらしさが出ていて、私的には好きなので、ハピエン彼目線もぼちぼち書いていこうかなって思ってる。

さて、譲二ルートでは、続編のスパエンもハピエンも最後まで結ばれるとこまではいかない。

けど、彼目線で辿ることで、譲二さんが10歳年下のヒロインをすごく可愛いくて大切に思っている気持ちを描いてみたつもりです。


☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編スパエン~その2

〈譲二〉

週末。

百花ちゃんは初めての京都にいつもよりテンションが上がって、しゃべり通しだ。

そんな百花ちゃんを見てるだけでも楽しい。

だけど、ハイになった百花ちゃんは「舞妓さん、綺麗!」と言いながらふらふらとついて行く。


俺は慌てて百花ちゃんを追いかけて、その小さな手をしっかりとつないだ。


譲二「待って、百花ちゃん。置いてかれちゃうと、困るな」


百花ちゃんは振り返ると、我に返ったように「旅行がうれしくてはしゃいでしまって」と可愛いらしく謝る。

申し訳なさそうな彼女に「俺も同じだから」と言って安心させた。


うん。

もしかしたら、俺、今回の旅行は百花ちゃん以上に楽しみにしてるかもな。


そう伝えると百花ちゃんは「譲二さんも?」と不思議そうに聞く。

小首を傾げたその姿も可愛いらしい。

ああ、俺、もうでれでれだなぁ。

やっぱり思い切って京都に誘って良かった。

☆☆☆☆☆


大通りを歩いていると、お客さんを乗せた人力車とすれ違った。

百花ちゃんはその人力車のことも物珍しそうに目で追っていく。


(せっかくだから、人力車に乗ろうって誘ってみようか?)


譲二「人力車に乗って京都を観光するのもいいね」

百花「そんなことできるんですか?」


目を輝かせて尋ねてくる。


譲二「あの引っ張っている人、車夫っていうんだけどね。名所のガイドもしてくれるんだよ」


俺の言葉にふんふんと頷いている。

その度におくれ毛が柔らかな頬を撫でる。

いつまでもその姿を見つめていたいところだけど…。


譲二「せっかくだから、行ってみようか」


百花ちゃんは「はい!」と嬉しそうに返事した。


その3へつづく