恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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譲二の歴史散歩

2015-01-30 08:19:18 | 吉祥寺恋色デイズ

譲二「みなさん、こんにちは。『譲二の歴史散歩』の時間です。講師の茶倉譲二と」

百花「アシスタントの佐々木百花です」

譲二「今回、俺の好きな歴史のウンチクを初心者にも分かりやすく語ってくれってことなんだけど…」

竜蔵「よ! ジョージ! 俺は期待してるぞ!」

理人「リュウ兄、マスターを調子に乗せないでよ」

譲二「まず、初回は…うーん、江戸時代のファッションてことで何か質問はあるかな?」

剛史「はい!」

譲二「はい、タケ」

剛史「幕末ものの漫画を読んでていつも思うんだけど、なんでみんな前髪を剃ってるのかな?」

理人「そうそう、ちょんまげはまあいいとして、おでこの上に髪が無いのは不自然だよね」

竜蔵「え? あれ剃ってたのか? 俺はてっきり、江戸時代の人はみんなハゲてたのかと思ってたぜ」

春樹「リュウ兄、そんなわけないだろ」

譲二「はいはい、あれはね月代(さかやき)といって、わざわざ剃ってたものなんだ。
リュウの言うように薄くなってた人もいるとは思うけど、大半の人は手入れでああしてたんだからね」

一護「若いヤツがハゲてるわけないもんな」

譲二「元々は戦国武将が兜を被った時に頭が蒸れるので、それを避けるために頭頂部の髪を抜いたり剃ったりしていたものなんだ。
最初は戦いの時だけ髪を抜いてたらしいけど、戦国時代くらいからは日常的に剃るようになったらしい。
だから、最初は武士が実用としてしてたものなんだけど、江戸時代になると町人たちも『月代はかっこいい!』ってことで真似して流行って行ったものなんだ」

譲二「みんなもう髭の生える年だから分かると思うけどあんな状態に保つのはしょっちゅう剃ってないとできないから、みんな髪結いに通って月代を剃ってもらってたんだよ」

百花「マスターのお髭も手間と時間がかかってますものね」

譲二「うん、まあね」

竜蔵「ジョージ、その髭はそんなに手間がかかってんのか?」

剛史「鏡を眺めてうっとりするマスター」

理人「そんなことしてんの?」

譲二「いや、俺の髭の話はもういいから…」

☆☆☆☆☆

譲二「女性の髪型も身分や既婚、未婚で決まってたんだ。
それと化粧としておしろいとか変わったとこではお歯黒があるよね」

百花「歯が真っ黒なのは驚きますよね」

譲二「うん。現代人の俺たちには不気味に見えるけど、当時の人達に取ってはそれが色っぽいって思われてたらしいんだ…」

理人「うへぇ」

譲二「未婚の女性は眉もそらず歯も白いんだけど、既婚女性はお歯黒をし、子供を産むとさらに眉も剃ってたらしいね」

百花「剃るって細くですか?」

譲二「いや、全部そり落とすらしい」

一護「げ、不気味」

譲二「だから、江戸時代だったら、百花ちゃんも未婚の間は今と一緒なんだけど例えば俺と結婚したらお歯黒をつけて、子供が産まれると眉も全部そり落としてたわけだよね」

一護「マスター! なに寝言いってんだよ!」

春樹「ジョージさん、今さりげなく願望を混ぜましたね」

剛史「しかも、見事な佐々木のスルー」

譲二「ま、とにかく今日はここら辺で…。
また機会があったら第二回も楽しみにしててね」

一護「もうねーだろ」

剛史「一回こっきり」

譲二「シクシク」

竜蔵「ジョージ、俺は面白かったぞ。
江戸時代の人がみんなハゲだったわけじゃないってわかったし」

譲二「ありがとう、リュウ」

百花「というわけで、みなさんさようなら」