鼓事記(こじき)|プチ鼓堂 |曽和 鼓堂ブログ

自然に音を愉しんでいただける鼓堂です。

小鼓や能楽お好きでしたら‥。

京都薪能 結果

2011年06月02日 22時52分12秒 | Weblog
京都薪能初日!
わたくしは淡路・急々ノ舞を勤めさせて頂きました。
すかっと急の位で、ズバッと終える。ある種の極意である。
国生みのお能は、なかなか平安神宮に映える。

おじいちゃんは羽衣。無事に終えた?
ゴロゴロと雷が鳴り、羽衣が始まる。天女が舞い降りるには、ヤバい天候。
笛が鳴り、おじいちゃんの小鼓も冴える!ついでにポチポチとお舞台に違う音も冴える?
雨降りの中、天女登場!終了!
傘を挿す天女。そそくさと帰る白龍。そして本幕に帰る!おじいちゃんと?わたくし。

そのあとは、どしゃ降りの雨。野球の様に、中断して再開とはならない。
お客様も納得のどしゃ降りだろう。
羽衣メインのお客様には、可哀想ですが、淡路メインのファン(わたくしの)の方は納得のお舞台であっただろう。

雨降りの中、金剛御宗家、おじいちゃん(曽和博朗・人間国宝+ご老体)がチラッと出演した姿は京都薪能に安堵をもたらしたはず、わたくしはヒヤヒヤ。

雨降りの京都薪能の珍プレーも、なかなか普段無い、記念能となった。


まゆまろ!
っと、わたくしは友達である。

瓢亭 朝粥

2011年06月02日 13時00分48秒 | Weblog
激動の日々を過ごして、ホッと一息。
束の間のお休みは雨降りに始まる。

何だか無性にのんびりを堪能したい。
朝から、ちょっとゴージャスな朝ごはんをいただく事にする。

朝粥を瓢亭さんに食べに参ります。
静かに暖簾をくぐる。
別館はキレイな新しきバリアフリータイプ。
中庭には雨が、石にはしっとりと水が打ち。
雨音が池の鯉のエサとなる。
穏やかな一日の始まり、朝粥までは、かなりの時間をかけ、お粥も噛みしめていただく様に思う。
名物煮抜きは、頬っぺたが落ちるとは、このことだろうかと思う。
仕出しのお弁当とは違う、味の空間を堪能する。

京都には、素晴らしい空間を味わえる所が沢山あると改めて感じた。
夜のお料理屋さんとは違う、朝の表情は肩張らせる事なく、やさしく包み込んでくれた。

束の間、若旦那を堪能した